なにげに百均ショップが大好きです。
なにか買う目的があるわけでなくても店内をうろうろしているだけでわくわくしてきます。海外にも似た業態のお店はあるそうですが品揃えは日本がダントツらしい。
それもそのはず、「商品を均一価格で売り出す」ことをウリにしたお店は享保7年(1722年)には江戸の町でブームを起こしていたらしいのです。
その名も「十九文見世」。どの商品でもひとつ十九文だったんですって。って、江戸幕府が始まって100年しか経ってないじゃん!
それからおよそ300年後の現代、百均ショップには思いもよらない便利グッズが並んでいます。
今日はそんな百均ショップで見つけた便利グッズを紹介してみたいと思います。
100均ショップで見つけたスグレモノ
取るスグレモノ
魚すくい
正式な名前があったと思うのですが忘れました。僕はこの道具を勝手に「魚すくい」と呼んでいます。
パッと見、何をする道具か分かりづらいかもしれませんが形状をよく見ると何かを思い出しませんか?
そう、グリルで魚を焼いた後、焼き網にこれを突っ込んで焼けた魚をすくい上げる道具なのです。
焼き魚が網にくっついちゃって菜箸ではなかなか取れなくって、しまいに魚が真ん中でポッキリ折れた……なんて経験はありませんか?(僕はあります(;_;))
これを使えば魚の頭から尻尾までしっかりホールドして同時に持ち上げてくれるのでそんな悲劇ともさよならできるのです。
トング
これは見た目一発わかりますよね。トングです。
パスタとソースを和えるだけでなく菜箸で扱うには重量のある食材を焼いたり揚げたりする時にも菜箸代わりに活躍してくれるスグレモノです。
焼くスグレモノ
スキレット
これは鋳物のフライパンでスキレットと申します。
さすがにこれは100円ではなく200円(税別)で売られていたのですが、一目惚れして買ってしまいました。
スキレットは鋳鉄製で熱伝導が良く、じんわりと均等に火を通してくれます。そして冷めにくい。
しかも料理を仕上げたらそのまま食卓に出してお皿として熱々の料理を食べることができるのです。
たとえば時間にちょっと余裕がある朝食にはこんな料理を作ったりしています。
チョリソー・チーズ・エッグ
えー!! ただの目玉焼きじゃん。
というなかれ、実はとある居酒屋のれっきとしたメニューなのです。
えーーー!! 目玉焼きで商売するかぁ!!
いやいや店で出すだけあって、けっこう凝った料理なのです。
【材料】(1人分)
-調理時間:5分-
- 卵:1個
- チョリソー:1本
- スライスチーズ:1枚
- ガーリックバター又はガーリックオイル:大匙1
- 塩、ブラックペッパー:少々
【作り方】
- チョリソーは3mm厚の輪切りにします。スライスチーズは細切りにします。
- スキレットにガーリックバター又はガーリックオイルを入れ中火にかけて溶かします。 ※どちらも手持ちがなければバターを融かしておろしにんにくを加えればOK。
- 2.にチョリソーを敷き詰めます。その上に卵を割り入れ、軽めに塩、ブラックペッパーします。
- 3.にチーズを散らして蓋をし2分半蒸し焼きにすればできあがり。
タコ糸
焼く作業の下ごしらえで活躍するのがこれ。
タコ糸です。焼豚やハムを作る時に大活躍。お肉を縛って均等な厚みに整えます。
百均ショップ以外のスーパーなどでは見かけたことがなく、なければないで結構不自由していたと思うので100円で手に入るのはほんっとありがたいです。
移すスグレモノ
漏斗(じょうご)
これは漏斗(じょうご)です。
でっかいです。「で?」って冷たい目で見られそうですがこれすっごく便利なのです。
漏斗は液体を注ぐのに使うイメージが強いですが個体を袋などに移し替えるのにも重宝するのです。
たとえば僕はタルトを焼く時、タルトストーン代わりに小豆を使っています。
で、焼き終えたら小豆を一旦ボウルに移して冷ましてからこの漏斗を使ってビニール袋に戻します。ざざざーって一瞬で。
もし、この漏斗がなかったらボウルから小豆をビニール袋に移すのはとっても面倒な作業になっていたと思います。
食卓を彩る食器たち
胃に入ったら同じなんだから食器なんてなんでも良いよと言うなかれ。
食事は見た目も楽しむもの食器ひとつで食事のテンションはグンと上がるのです。
蕎麦せいろ
ざる蕎麦が食べたいときはこれ。
蕎麦せいろです。プラスチック製のちゃちな食器ではあるのですがこれに蕎麦を盛るとなんかお店でざる蕎麦を食べている気分になれるのです。
サラダスプーン
素材はゴムの木のサラダスプーンです。
大皿盛りのサラダをよそう時に使うのですが菜箸を付けたのでは味気ないし、移し難い。食卓を華やかな雰囲気に演出してくれる一品だと思います。
しかも100円だよ^^
蓮華
ラーメンを食べるときには欠かせないアイテムがこれ。
箸と一緒に並べるとちょっとテンションが上ります。
今は担々麺のスープを抜いて具だけ掬える穴開きのやつを探しています。どこかに売ってないかな。
食後のスグレモノ
一週間分のピルケース
僕は子供の頃から虚弱体質と言うか病気ばかりしていた人なのでこういうのはありがたいです。
一週間分のピルケース。
ダイソーで見つけたときは目からウロコでした。
そっか、こうしておけば飲み忘れや飲み過ぎの心配がないんだ。これを発明した人は天才です。
掃除するスグレモノ
極細ブラシ
キッチンはともかく汚れの巣窟、魔窟です。そこに見えているのに狭くて汚れが取り出せない! なんてこともしばしば。けどねこれさえあれば大丈夫。
歯ブラシに似た形状ですがどんな狭い隙間にでも突っ込めて汚れをかき出します。感動したのは蛇口の隙間に侵入して汚れを取ってくれたこと。
あ、そろそろ掃除しなきゃな。
まとめ
しょうもないグッズもあるけれど、基本的に百均ショップは宝の山だと思っています。
何より1個100円ですから、「買うんじゃなかった」と思ってもダメージが小さい。
勇気を持って密林に踏み込むトレジャーハンターよろしく、今度の週末は百均ショップに出かけてみてはいかがでしょうか。