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このブログの狙い(料理が上手くなるコツを探すあなたへ)
このブログは日々「料理なんてだいきらいっ!!」って叫んでおられるあなたの呪い(苦手意識)を祓うことを目的に立ち上げました。
まず、ごあいさつに代えて、料理の初心者がハマりがちな6つのタブー(料理が嫌いになってしまうNG行為)について解説しますね。
イントロ
僕は食べることが大好きです。美味しいものを食べるためなら料理の手間はいといません。
なので、ネットで「料理なんて大嫌いっ!!」という意見を見るとすごく不思議に感じます。いや、別に上から目線で言っているわけじゃないんですよ。僕は料理が好きだから純粋に料理が嫌いと感じる気持ちが「なぜ?」と不思議に思えるのです。
特に料理初心者であまり料理をしたことがないのにいきなり「だいきらい」なんてつぶやいているのを見るとなおのこと。
どうしてこの人は料理が嫌いだと思っているのだろう。その理由がむしょうに知りたくなっていろいろなネットのつぶやきやコメントを読み漁りました。
で、ネットの掲示板などを追っていくと案外「料理が嫌い」という人はたくさんいて、嫌いな理由も人それぞれだと知りました。
嫌いな理由はいろいろあるのだけど、1つ共通点がありました。誰もが「料理が嫌い」であることを真剣に悩んでいて、なんとかしたいと切実に思っていることです。
僕たちは食べなきゃ生きていけません。いくら料理なんて大嫌いっ!! と思っていたって家族のために料理を作らなければいけない人はたくさんいます。
このブログに書く記事はそんな「料理なんて大きらいっ!!」と思っている人のためのお料理入門です。
「料理なんて大きらい」と思いながら心のどこかでは「料理がもっと上手くなれたら」とそのコツを探し求めているあなたのためのブログです。
ただ経験の浅い初心者の場合は特にそうですが、食わず嫌いである可能性だって十分あるわけです。
なら、大きらいなことでもほんの少し目線が変われば嫌いでたまらなかった料理も違うように見えてくるかもしれないと思って始めました。
願わくばあなたの食卓に彩りを添えるお手伝いができますように。
料理初心者がハマる6つのタブー
これから個々の料理シーンについて語っていこうと思うのですがその前に料理全般に共通して言えることで、特に料理経験の浅い初心者がハマりそうなタブー(料理が嫌いになってしまうNG行為)についてこの場で解説しておきます。
これらのタブーにハマってしまうとなかなか料理の呪い(苦手意識)が祓えません。特に初心者の場合、洞窟の入り口でいきなりUターンなんてことになる可能性だってあります^^;
でね。呪いが祓えなければやっぱり料理が好きになれません。
結果、料理が上手くなるコツがつかめないという負のスパイラルに陥って無限連鎖から抜け出せなくなりがち。
なのでよく読んで頭の隅に置いておいてくださいね。
以下に書くことはどれも正論です。とはいえ「わかっちゃいるけど、できないんだもん」と言われそうな気もしています。
僕もよく家人や娘に「苦手意識を持って悩んでいる人に寄りそう共感が薄い」と叱られるんですよね。自省しつつ「わかっちゃいるけど、できないんだもん」と開き直ったりもします^^;
ま、できるできないは置いておいてまずは意識するようにしてくださいな。それが料理を好きになるコツ、ひいては料理が上手くなるコツにつながります。
料理にかかる時は次のようなマインドに陥らないように注意しましょう。特にあなたが料理経験の少ない初心者の場合は要注意です。
料理に正解/不正解を求めるなかれ
料理初心者で料理を魔法か何かと勘違いしている方を見かけるのですが、あれは料理対決番組や料理ドラマ、料理アニメなどの影響なのでしょうか。とりあえす、魔法のように思えている「それ」は一旦忘れてくださいね。
で、これもグルメ漫画やグルメ番組の悪い影響じゃないかと思うのですがバブルよりこちら料理に優劣を付けたがる風潮がある気がします。
けれどしょせん料理は料理。ましてや店で出すわけでもないただの夕飯に正しいも誤りもありません。矛盾して聞こえるかもしれませんが料理が上手くなりたければまず変な勝負意識は捨てましょう。
失敗を嫌がるなかれ
はっきり言います。料理の初心者は失敗して当たり前です。というかしない方がおかしいです。
料理初心者は失敗してなんぼ。失敗しなきゃ上手くなりっこありません。
誰だって失敗するのはイヤです。ましてや不慣れなことや嫌いなことをやる時は「失敗したらどうしよう」と思うのは当たり前でしょう。
けどね、「失敗したら失敗した」だけです。「イマイチだなぁ」とか思いながら食べてしまえばよろしい。
で、何がイケなかったのか心の中で反省会をしましょう。
10回以上失敗してようやく作れるようになった料理経験なんて僕にはいくらでもありますよ。それでも根がしつこくて負けず嫌いなのでヤメなかっただけです。
そう、料理が上手くなるコツの1つは「失敗にメゲない」ことなのです。断言しますが回数をこなせば今日のあなたより明日のあなたは間違いなくその料理を上手く作れるようになっています。
ま、失敗作を食べさせられた家族は災難ですけれど──そこは運命と思って諦めてもらいましょう^^;
横着をするなかれ
経験値が限りなくゼロに近いので料理初心者はレシピに書かかれている工程の意味(意義)が理解できないことが往々にしてあります。
で、レシピを斜め読みにする。勝手に手順をすっ飛ばす──なあんてことを平気でやってしまいがちです。初心者に限って謎のマイ・ルールを構築するなんてパターンも往々にしてあるようなので要注意。
そういうことをして「料理が上手くできない」と嘆かれてもなあとは思います。
料理が上手になる早道はレシピをきちんと読み込むこと。そして慣れないうちはきちんと書かれた通りに調理すること。横着しないほうが結果的に早く上達します。
パニックを起こすなかれ
僕の本業のSEの仕事の中でもパニックは難敵です。もう何十年もSEをやっていてもパニックを起こしそうになるようなトラブルに直面することはしばしばあります。
ましてや料理初心者は経験値が限りなくゼロ。ちょっとしたアクシデントでもすぐにパニックを誘発してしまいます。
本番稼働中のシステムがトラブルを起こした時に一番に僕がすべきことはパニックを起こしているお客様に「大したトラブルじゃありません。すぐ直ります」と言うことです。
そうやって、お客様をクールダウンさせながら自分にも同じことを言い聞かせて「舞い上がってしまう」のをなんとか食い止めようとするのです。
実際にはとんでもない手強いトラブルが起きているんだとわかっていてもそうします。それくらいパニックは恐ろしいものなのです。
料理も同じこと。「失敗した。もうダメだ」と思った時は深呼吸を1つして気を落ち着かせましょう。
そして、どう対処するか考える冷静さを取り戻しましょう。言うは簡単だけどなかなかできるものじゃありませんが、何事も修行です^^
料理が上手くなるコツの1つは「失敗を冷静に受け止める」こと、そしてそこからどうやって立て直すかを真摯に考えることです。
調理を必要以上に怖がるなかれ
包丁が怖い、火が怖い──その感情は当たり前です。
ましてや、ほとんど料理をやったことがない料理初心者さんならなおのこと。
むしろ怖さに鈍感な人ほど大怪我をしがちなので「怖がる」こと自体はむしろ料理をする上で重要なスキルです。
けどね、必要以上に怖がってその怖さから逃げようとすると却って危険は増すということも覚えておきましょう。
例えば、実話らしいのですが、揚げ物の油ハネが怖いとある主婦が、油ハネを避けるために天ぷら鍋から2メートルくらい離れてそこから揚げ種をアンダースローで投げ入れたとか。
いや、そっちの方が怖いだろうとツッコみたくなりませんか?
イギリスのかつての首相チャーチルがこんな名言を遺しています。「危険が迫っている時、逃げ出してはいけない。かえって危険が2倍になってしまう。しかし、決然として 立ち向かえば、危険は半分になる」。
大仰に聞こえるかも知れませんが料理も同じことです。
料理が上手くなるコツの1つは「料理に対して敢然と向き合う勇気」だと僕は思っています。
料理に関心がないことをきらいな言い訳にするなかれ
料理初心者さんの中には「もともと食が細いし」とか「食への興味がないんです」とか食に執着がないことをアピールして苦手な料理の言い訳にしてしまえと考える方もいらっしゃるみたいです。
食べることに執着がない⇒だから料理がめんどくさいし、料理がきらいなんだ──という理屈ですね。
けどね、ちょっと考えてみてくださいな。人は食事によってのみ栄養を得て体を作ることができます。命を維持することができます。
味の良し悪しというのは実は二の次で、本来料理は栄養学の観点でこそ語られるべきだと僕は思っています。
ましてや家族に食べさせる料理ならなおのこと。家族の体を作り、健康を維持するためにやるべきことだと意識しましょう。
まとめ
さて、今回のブログの要点をまとめます。
料理初心者がハマりがちな6つのタブー(料理が嫌いになってしまうNG行為)とは。
- 料理に正解/不正解を求める
- 失敗を嫌がる
- 横着をする
- パニックを起こす
- 調理を必要以上に怖がる
- 料理に関心がないことをきらいな言い訳にする
まずはこれらのタブーに手を出しそうになったら立ち止まって、「ちょっと待てよ。どこかで聞いたことがあるぞ」とこのブログを思い出してくださいな。
【次回予告】
「献立の呪いを祓う ~序章~(献立を組むのが楽しくなる章)」を投稿します。お楽しみに。