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茸の料理(洋食)

マンタル・ソテ

ヨーロッパとアジアの境目にトルコという国があります。

名前は知っているけどどんな国かはよく知らない──なんて人も多いと思うのですが、こと料理、食材においてはいろいろとずるい(?)国だったりします。

とにかく、様々な食材が豊富にあるんですよ。

なんてったってシルクロードの終着点……

いや出発点というべきかな。

その豊富な食の資源を中国まで運ぶためにシルクロードが成立したといっても過言ではないのですから。

ま、「(食材が豊富で)ずるい国」と書きましたが正確には逆です。

そういう土地柄だから人が集まって国ができたと考えるべきでしょうね。

ヨーロッパ大陸全体では約12000種類の植物が存在するそうですがトルコのあるアナトリア半島だけで10000種類の植物が存在するとか、これをずるいと言わずして……以下略

そんなトルコの特産品のひとつが茸。

その種類は30000ともいわれています(公式に認知されているのは2500くらい)。

あ、ちょっと混乱させちゃったかもですが上で書いた「アナトリア半島だけで10000種類」というのは植物をもっと大くくりにした分類の話でその中で茸だけクローズアップして細分化すると30000という話です。

悪しからず。

秋、旬の季節になるとたくさんの人が茸狩りに森へ入っていくとか。

なんか楽しそうだな。

食材がそれだけ豊富ということはそれに呼応する料理の数も豊富。

トルコは茸料理の宝庫でもあります。

マンタル・ソテもそんな茸料理のひとつ。

コース料理なら前菜に出されることが多いシンプルな味付けの一品です。

【材料】(1人分) 

調理時間:8分-

  • 茸(一般的にはブラウンマッシュルームですが舞茸など手持ちのものでOK):100g
  • 玉ねぎ:1/4個
  • ピーマン:1個
  • (あれば)パプリカ(赤):1/2個
  • ミニトマト:4~5個
  • にんにく:ひとかけ
  • オリーブオイル:18g(大匙1.5)
  • 塩:1g(小匙1/6)
  • 一味唐辛子:少々

【作り方】

  1. 茸はマッシュルームならスライスに、それ以外は小房に分けます。玉ねぎ、ピーマン、パプリカは5mm角の賽の目切りに、にんにくはみじん切りにします。ミニトマトはヘタを取って縦に4つ割にします。
  2. フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけ玉ねぎを加えてしんなりするまで炒めます。これににんにく、ピーマン、パプリカを加えて1分炒めます。
  3. 2.に茸、トマト、塩を加えて一味唐辛子を振り更に1分炒めればできあがり。

【一口メモ】

  • 塩オンリーのめっちゃシンプルな味付けですがかえって飽きが来ない──というかクセになる味です。さすが茸大国のトルコ料理だけあって茸の食べ方を熟知しているなと感じさせてくれる1品でした。
  • 主菜にはなりにくい皿ですが主菜をぐっと引き立ててくれるので前菜にもってこいの料理です。短時間でパパっと作れるところも良いですね。
  • 茸の種類はなんでもありですが欲張るならば2、3種類を混ぜると風味が複雑になって楽しいですよ。

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