「異世界居酒屋のぶ」がドラマ化されたというのを聞いて無料公開されている第一話をネットで視聴しました。
同作は新装開店した居酒屋の入り口が異世界(中世ヨーロッパ風)とつながっちゃっているという設定のお話で、街の人達や衛兵たちが見たことも聞いたこともない料理(僕らからしたらありきたりの居酒屋料理)をおっかなびっくり食べてその旨さに感動するというのが見どころだったりします。
第一話の前半は物語の導入部でもありますので登場する料理はビールに枝豆の塩ゆでという定番過ぎる組み合わせ。
衛兵の二人組がビールをグビグビやりながら枝豆を……え、口に含む? 莢をしごいて豆を口に放り出す? そうすると莢に付いた塩と豆で良い塩加減になる?
それって、そうやって食べるものだったんですか?
50年以上生きていて枝豆は莢を手で剥いて豆を取り出して口に入れるものだとばかり思っていました。
見たことのない料理を食べる異世界の人たちを見てニヤニヤ笑うはずが目から鱗じゃんと感心している自分って──なんか複雑な気分。
てなことを考えていたら枝豆が食べたくなったので買ってきてこんな料理を作ってみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:12分-
- ベーコン(できればブロック):50g
- 枝豆:半袋
- 塩:少々
- バター:12g(大匙1)
- おろしにんにく:ひとかけ分
[調味料パート]
- オイスターソース:6g(小匙1)
- 塩:少々
- ブラックペッパー:少々
【作り方】
- 1.枝豆を茹でるお湯(分量外)を沸かします。待っている間に枝豆に塩少々を振って手のひらでまな板に押し付けるようにして塩もみします。莢の端を切り落としておきます。
- 湯が沸いたら投入し中火で2分茹でます。茹で上がったらザルに揚げて流水でざっと洗い莢から豆を取り出します。
- 2.の茹で工程をしている間にベーコンは7mm厚に切り更にさいの目に切ります。
- フライパンにバターとおろしにんにくを入れて中火にかけます。香りが経ってきたらベーコンを加えて軽く焼き色が付くまで炒めます。更に枝豆を加えて色が変わり始めるまで炒めます。
- 4.に[調味料パート]を加えて絡めるように炒め、水気がほぼなくなればできあがり。
【一口メモ】
- 絶対ビールが欲しくなります。ベーコンの塩気と燻製香、にんにくの香り、枝豆の風味。これは肴以外の何物でもありません。
- オイスターソースも楽しいですが柚子胡椒を使って和風に仕上げても面白いですよ。あるいはレモンか柚子の果汁を盛り付けてから軽く振るのも旨そうです。
- 少しボリュームが寂しいのがこの皿の難かも。さいの目に切ったじゃがいもをレンチンして混ぜ込むなんてのも良さそうです。
- 仕上がった料理を白いご飯に混ぜ込んで混ぜご飯にするというのもありでしょう。そうすればお弁当に詰めても違和感なしです。