外国から見知らぬ文化が輸入された時、人々の反応は様々です。
素直に受け入れる人、拒否反応を示す人。
ところが、我々日本人のご先祖様のリアクションはこのどちらでもなかったようなのですよね。
彼らが取った反応はおしなべて……日本人好みにアレンジしてしまう。
音楽しかり、小説しかり、そして料理もしかり。
日本人の口に合うよう和風にアレンジした洋食が沢山誕生しました。
中には原形をとどめないくらい変化を遂げて別物の料理になっちゃったものもあります。
ビーフシチューが元と言われる肉じゃがなんかその最たるものではないでしょうか?
外国の料理を和風にアレンジする手法は大きく二つに分けられます。
一つは料理そのものを和風にアレンジする方法。
もう一つはその料理に合うよう工夫した和風のソースと合わせる方法。
このレシピは後者。
ハンバーグだけでなくステーキなど肉料理全般にアレンジが利きますよ。
【材料】(1人分:ハンバーグの材料は含めていません)
-調理時間:10分-
- ポン酢:18g(大匙1)
- バター:4g(小匙1)
- おろし大根:適宜
- しめじ:数本
- 味醂:12g(小匙2)
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- 砂糖:3g(小匙1)
- 水溶き片栗粉:5g分(大匙1/2分)
【作り方】
- フライパンにバターとしめじを入れ弱めの中火で2分ほど炒めます。
- 1.に水溶き片栗粉以外の材料を加えてひと煮立ちさせ、弱火で3分炒めます。
- 2.に水溶き片栗粉を加えてとろみを付ければできあがり。
【一口メモ】
- 定番の和風ソースですがポン酢の酸味が利いていてさっぱりした風味です。ポイントはバターの風味。これがアクセントになって肉料理と仲良しなソースに仕上がっています。
- これはお弁当用に作ったので水溶き片栗を加えていますが家で食べる場合は抜いてもOKです。
- 柚子やかぼすなど特徴的な柑橘類の果汁を絞ると和風感がアップして楽しいですよ。
- 細切りにした人参や蕪など和野菜を炒めて加えてもGood。