ちょっと季節外れになっちゃいましたが、冬のご馳走、牡蠣のしぐれ煮を美味しく作るちょっと卑怯な(?)裏技をご紹介します。
牡蠣に限らず貝類はたいてい火を通す時間が長くなると悲しいくらいに身が縮んでしまいます。
かと言って火を通す時間が短いと味が十分に染みません。
実はこのジレンマはある調味料を使うことで解決しちゃうのです。
牡蠣のしぐれ煮のレシピ例
一般的な牡蠣のしぐれ煮のレシピはこんな感じです。
【材料】
- 牡蠣:150g
- 片栗粉:4g(大匙1/2)
[煮汁パート]
- 生姜スライス:数枚
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 味醂:18g(大匙1)
- 酒:15g(大匙1)
- 砂糖:4g(大匙1/2)
【作り方】
- 牡蠣はよく洗って水気を切り片栗粉を塗します。生姜は千切りにします。
- 煮汁パートを小鍋に入れて一煮立ちさせ牡蠣を加えて鍋底で転がしながら30秒炒り付けます。牡蠣は一旦取り出します。
- 2.の煮汁を弱火で煮詰め1/2程度の分量になったら牡蠣を戻し、中火で1分炒り付ければできあがり。
牡蠣のしぐれ煮を美味しく作る裏技
で、身縮みを最低限に抑えつつ、味はしっかりしみている……ように見せかける裏技です。
実は上のレシピの工程3.に書いてある「(最後に牡蠣を戻して)中火で1分炒り付ければできあがり」という時間では時間が短すぎて味しみがイマイチです。
そこで秘密兵器の登場。牡蠣を戻す直前にオイスターソースを小匙1杯加えてください。
オイスターソースは牡蠣を主原料とした調味料でふんだんに牡蠣の風味がします。
なので仕上げの風味付けにこれを使うと料理を口に入れた時に煮汁に牡蠣の風味がして味がよく染みていると舌が錯覚するのです。
なんとも卑怯なテクニックですが、実際美味しいのでありだと思います。ぜひ、お試しあれ。
あ、広島名物の牡蠣醤油を使っても同じ効果が得られますよ。