昔ながらのお惣菜の中でも里芋の煮ころがしは大好きなおかずの一つです。肉も魚も使ってない。芋のみ。
なのにほっこり美味しくて腹持ちも良い。飲み屋に行って品書きにあれば必ず頼む一品かも。
ただ家で作ると味しみがイマイチでなんとか美味しく作れないかというのが長年の課題でした。
で、ある時、ネットで見かけたのがこのやり方(手順)でした。おばあちゃん直伝ですって。
ちょっと忸怩たる思いがあるのは僕は肉じゃがをこの手順で作ってるんですよね。なんで思いつけなかったのかしらん。
とまれ、忘れないようにメモしておきます。
煮物の味しみを良くするコツ
ポイントはたった1つ。
煮る前に里芋を調味料で炒りつける。
これだけです。煮汁がない状態でダイレクトに味を付けておくことで芋に付く味はぐっと濃くなるのです。
それだけでなく、先に味が付いているのでコトコト煮て味しみを良くする必要もなし。
なので煮崩れする心配もありません。
具体的に我が家の里芋の煮っころがしのレシピを見てみましょう。
里芋の煮っころがし(レシピ例)
【材料】(1人分)
- 里芋(小ぶりのもの):正味100g
- 水:適宜
[調味料パート]
- 濃口醤油:12g(小匙2)
- 砂糖:9g(大匙1)
- だしの素:小匙1
[仕上げパート]
- 味醂:12g(小匙2)
【作り方】
- 里芋は厚めに皮を剥きます。
- 小鍋に里芋と[調味料パート]を加えて中火にかけ2~3分炒めます。 ※この際、水は絶対に差さないこと。
- 2.に里芋が半分被るくらいの水を加えて落し蓋をし15分ほど煮込みます。串がすっと通るようなら頃合いです。
- 3.の落し蓋を外し、里芋を転がしながら水気をほぼ飛ばします。
- 4.に[仕上げパート]の味醂を回しがけ、菜箸で芋を転がして絡めます。火を止めて5分蒸らせばできあがり。
このやり方は、肉じゃがなどの煮物にも応用できますよ。ぜひお試しあれ。