とある秋の週末、近所の八百屋で「あんぽ柿」が2個150円で売られておりました。
1個150円くらいが相場ですので、衝動買いしてしまいました。
あんぽ柿は、簡単に言うと「干し切ってない干し柿」で、水分が50%くらいまで抜けた半生の状態のものです。
外側が硬いので普通の干し柿に見えますが、齧ると中はとろとろで、まるで羊羹のよう。かなり甘いです。
コミックスの「美味しんぼ」のエピソードでも、究極vs至高の菓子対決で、海原雄山が出してきた「至高の菓子」(というか、日本人にとってのお菓子の原点)がこれだったと思います。
原作ではこれをそのまま出すだけだったのですがそれでは、レシピとは言い難いので、そのエピソードで究極側が出してきたアレンジ(究極側も柿を持ってきました)を真似てみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- ・あんぽ柿:1個
- ・好みのリキュール:小匙1/2~1
※原作ではジンですが。お好みでラムやキルシュ(サクランボのリキュールなど)
【作り方】
- あんぽ柿のヘタを取り、1cm角くらいに細かく切ります(中はかなり柔らかいのでやや強引に切って下さい)。
- 1.を器に盛り、好みのリキュールを振りかけてよく和えます。約10分ほどおいて馴染ませてから頂きます。
【一口メモ】
- お酒をかけると、キリッと引きしまって大人の味って感じになります。キルシュとラムで試しましたが、キルシュはやや甘いめ、ラムは柿との歩み寄りにやや難があったかもです(おいしいんですけどね)。残念ながら、ジンがなかったのでこの次はぜひジンで試したいです。
- アルコールが苦手な方はフライパンにリキュールを入れて火にかけ湯気が立ち始めたら火を付けてアルコールを飛ばしてから(煮きってから)かけてください。派手に青い炎が経ちますのでやけどに注意してくださいね。
- もちろん、そのまま食べても全然おいしいですよ。