小さい頃、自分は流行の先端を行く子供だったそうです。
確かに、おたふく風邪が流行っていると言われだす頃には既にかかっていて、噂の端に「は」という文字が挙がるより先にハシカにかかっているという随分親泣かせな幼児だったなあと思います。
冬ともなれば早々に風邪をひいて学校を休み、一日中布団で寝ているという皆勤賞とは無縁の生活を送っておりました。そんな時、祖母がよく作ってくれたのがこれ。好き嫌いの激しい孫を慮って水溶き片栗に砂糖のみというシンプルなものでしたが今なら生姜入りの方が良いかな。いやいや、どうせなら玉子酒を......病弱な子供もすっかり中年のオッサンになってしまいました。
【材料】(1人分)
-調理時間:3分-
- 水:200g(1カップ)
- 片栗粉:9g(大匙1)
- おろし生姜:少々
- 砂糖:9g(大匙1)
【作り方】
- 水、砂糖、おろし生姜を小鍋に合わせてひと煮立ちさせます。
- 片栗粉を少量の水(分量外)で溶き1.に加えて素早く混ぜればできあがり。
【一口メモ】
- 要はとろみが付いたしょうが湯なのですが、冷めにくいので最後まで熱々が楽しめます。
- このレシピはかなり砂糖控えめにしています。物足りない方はもう少し足してください。
- 片栗粉の代わりに葛を使うとくず湯になります。そちらの方がたぶん上品な味わいなのでしょうけど自分の場合は幼児体験からこっちの方が好きだったりします。