日本人の肉食文化は明治以降と歴史が浅く、未だ発展途上と言われていますが内臓もきっちり食べられる調理法を編み出したあたり我々のご先祖様はとてもしまつだったようです。
内蔵料理と言って一番に思い浮かぶのはもつ鍋でしょうか?
お肉ではなく内蔵だけの料理で専門店まで現れるほどの隆盛を誇っていて全国どこに行ってもありそうです。
それに対してこの酢もつは博多限定のご当地グルメ。
さっぱりしていて酒肴としてはこちらの方が上手な気が僕はしています。豚のもつを使うのがメジャーらしいのですが今回は鶏の砂肝と皮を使ってみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 鶏皮:1枚
- 砂肝:2個
- 刻み葱:適宜
- ポン酢:適宜
【作り方】
- 鶏皮は食べ易い大きさに切ります。砂肝は5mm厚のそぎ切りにします。
- 小鍋に湯を沸騰させ1.を投入します。中火で5分湯がいてざるに揚げ冷まします。
- 2.を小鉢に入れてポン酢をかけてよく和え、刻み葱を散らせばできあがり。
【一口メモ】
- すっごくさっぱりしていてお酒が進みます。鶏皮も湯がいて脂が十分に抜けているので脂っこいのが苦手な人には特にお薦め。
- 豚のモツ、コブクロ(子宮)・ガツ(胃)・ホルモン(小腸)などを使うのがメジャーです。牛モツもあり。ポイントはコリコリした食感の内臓を使うのが良いようです。逆に鶏肝などはあまり向かないと思います。
- 博多名物ですのでちょこっと柚子胡椒など加えても楽しいと思いますよ。