居酒屋で出される料理には大事な条件がいくつかあります。
当たり前ですがお酒に合うこと。
どんなに美味しいおかずであってもお酒との相性がイマイチなら客は敬遠します。
なのでビールとも日本酒とも相性があまり良くないご飯ものはわりとレアだったりします。
あと、ちびちび食べられる肴は酒飲みの好むところですがいつまで経ってもその一皿がなくならないようでは商売上がったり。
なのでそこそこで食べ切れてしまって次の一皿が欲しくなる料理というのは重要な条件です。
そして、お客の立場に立った時に一番大事なよう条件は「すぐに出てくる」ことなんじゃないかなと思っています。
せいぜい待てて5分。
10分経っても15分経っても皿が出てこないようでは席を立ちたくなります。
なのでまとめて大量に作れて作り置きが利く皿は居酒屋料理に向いているのです。
この1品なんてまさにその条件を地で行ってるよなぁと思ったりします。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- ささみ:2本
- 山芋:10cmくらい
[調味料パート]
- 味噌:12g(小匙2)
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- 味醂:9g(大匙1/2)
- 砂糖:3g(小匙1)
- 炒り胡麻:小匙1)
- 粉山椒:少々
【作り方】
- 小鍋にささみがひたひたに浸かるくらいの湯(分量外)を沸かしささみを加えて弱火で3分茹でます。火を止めてそのまま5分放置します。ささみを流水で洗って粗熱を取り細かく裂きます。
- 1.をやっている間に山芋は皮を剥いて短冊に切ります。[調味料パート]を合わせてよく混ぜておきます。
- ささみと山芋を器に合わせてざっくり混ぜ合わせ上から[調味料パート]をかければできあがり。
【一口メモ】
- 定番ですが胡麻と味噌ってホント相性が良いですね。双方ともに特徴的な香りを持っているのでその相乗効果かな。
- このレシピの段取りポイントはささみを茹でて裂くまでの間に残りの支度を全部済ませること。そうすれば10分ほどで仕上げることができます。
- ささみをレンチンするレシピをよく見かけますが火が通り過ぎて身がパサパサになるのでお薦めしません。沸騰した湯で短時間やんわりと茹でて後は余熱で芯まで火を通せばしっとりと仕上がります。
- お好みで[調味料パート]におろしにんにくや柚子胡椒を加えると風味が変わって楽しいですよ。