小学五年生の夏休み。なんでそんなことを思い立ったのかさっぱり思い出せないのですが、松本清張の大作『砂の器』の読破に挑みました^^;
まるで洋書を読む中学生のように国語辞典と首っ引きで1カ月と少しかけてついに読み切ることに成功!!
が、ストーリーを理解できたとは言い難かったなぁ...例えば終盤に「情状酌量」という言葉が出てきます。
辞書を引けば
『過失をとがめたり、懲罰したりするときに、同情すべき点など諸事情を考慮すること』
という単語の意味は載っています。でも、人を殺した犯人にも同情すべき点があるとなぜ刑事さんが言ったかなんて解説は辞書には載ってないのです。
それを理解するには事件の動機となった病気
にまつわる歴史的背景を知っていなければならないのですが、小学五年生は寡聞にして知るよしもないお年頃でした。
それ以外にも国語辞典では解決できない問題がこの小説の中にはありました。
冒頭で二人の男性がトリスバーでハイボールを飲む場面があるのですが、国語辞典にはトリスバーもハイボールも載っていないのです^^
想像力を逞しくてトリスバーはなんとなく『お酒を飲むお店』というのは分かったのですが、ハイボールはいくら想像力を膨らませても想像のつかない飲み物でした。
あれから幾星霜、ハイボールはウィスキーのソーダ割りであることを今のこの酒呑みは知っております。
【材料】(1人分)
-調理時間:1分-
- ウィスキー:40g
- 炭酸水:90g
- 氷:適宜
【作り方】
- ウィスキーはボトルごと冷凍庫でよく冷やしておきます。冷蔵庫で冷やした大振りのグラスに氷を入れてウィスキーを注ぎ更に炭酸水を加えます。マドラースプーンで軽く1回転ステアすればできあがり。
【一口メモ】
- キレの良いハイボールを作るためにはできるだけ炭酸が抜けないようにすることが肝心です。このためウィスキーは常温ではなく氷と同じ温度で冷やしておくのがコツ。加えてステアはほんのお印程度に軽めで。混ぜすぎると炭酸が抜けちゃいます。
- グラスもしっかり冷やしておきましょう。ただ、冷凍庫で冷やすとグラスの材質によっては割れてしまうので(経験者(^^;)、冷蔵庫で冷やすのが無難です。 ※いくつものグラスを冷蔵庫に入れておくわけにもいかないとは思うので2杯目以降が常温になるのは致し方なしかな^_^
- ウィスキーを冷やすもう一つの目的は氷を溶かさないようにするため。氷が溶けてくるとせっかくのハイボールが水っぽくなっちゃいます。
- このお酒の名前を初めて目にした小学五年生の頃は料理に使うボウルに入ったお酒を想像しておりました。どんな飲み物やねん^^;