本職の料理人の中には「家でも作れる料理は店では出さない」という主義をお持ちの方が少なからずいらっしゃるようです。
せっかく、お店に来て食事をして頂くのにお家ででも作れるような料理を出すのは申し訳ない。
ここでしか食べられないものを食べて行ってもらおうという心尽くしなのでしょう。
それはそれで立派な心構えだと思うのですが、ふと思ったのです。
多くの単身赴任の男性にとって家でいつも食べていた料理って渇望の的だったりするんじゃないでしょうか?
「よそ行きの料理もたまになら良いんだけど、奥さんが作るあれが食べたいよなぁ」と思うお父さんは案外多い気がします。
なかなか商売としては難しいかもしれないけれど、なかにはそんなベタな家庭料理を食べさせてくれるお店があっても良いかもと思いました。
さしずめ、この料理なんかはお店で出すには簡単すぎてお品書きにはまず載ることはないでしょうけど、口寂しい時に出されると結構嬉しい小鉢のような気がします。
【材料】(1人分)
-調理時間:3分-
- 竹輪:1本
- マヨネーズ:12g(大匙1)
- わさび(チューブ):3cm
- 青のり:適宜
【作り方】
- 竹輪は薄く斜め切りにします。
- 小鉢にマヨネーズとわさびを入れてよく混ぜ、ちくわを加えてよく和えます。更に青のりを振って和えればできあがり。
【一口メモ】
- ツンとくるわさびが楽しい。わさびマヨネーズって定番ですけど飽きない味ですね。青のりを和えてみたので磯の香りがぷんぷんして食欲が倍増します。
- 竹輪はチルドに常備しておくと便利なアイテムです。生で齧ってもよし。縦半分に切ってチーズなどを詰めてオーブントースターで焼いても良し。小腹がすいた時の強い味方です。
- わさびを辛子に変えてみたり、梅肉や明太子などもありです。マヨネーズもわりと何にでも合う万能選手ですよね。