歴史の転換点──というのなら、毎年毎年なんらかの転換は起きているのでしょうが事の大小は歴然とあるように思えます。
2022年は明らかに大きな歴史の転換点でした。
かれこれ二十数年続いた物価の安定が崩れて一気にすべての物品の値段が高騰し始めた年。
始まったばかりの今はまだ愚痴のひとつもこぼせば済んでいるだけでしょうけれど、3年経ち、5年、10年経つ頃には僕らの生活レベルは明らかに2022年以前よりぐっと下がって誰もがそれを当たり前と思うようになると思います。
なんて暗い話を書いてしまいましたが文句を言っていても始まりません。
物価の高騰、なかんずく食材や料理を取り巻くものの高騰は僕らの健康に悪い影響を与えます。
安易に安い食材や調味料に手を出してそれを日常にしてしまえば健康は損なわれます。
口から入るものだけが僕らの健康を維持してくれるのですから。
こういう時は安価でも栄養価の高い食材に改めて着目すべきなんじゃないかな。
そんなアイテムのひとつである豆腐は高たんぱく、低カロリー。
風味に癖がなくどんな味付けにもそぐいます。
例えば肉料理では定番のこんな味付けをしてやれば十分お肉の代わりを務めて満足感も高い1品ができるのですよ。
【材料】(1人分)
-調理時間:25分-
- 豆腐:半丁
- 片栗粉:少々
- 塩、ブラックペッパー:少々
- 玉ねぎ:1/4個
- 大葉:1枚
- ごま油:4g(小匙1)
[調味料パート]
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 酒:7.5g(大匙1/2)
- 味醂:9g(大匙1/2)
- 砂糖:3g(小匙1)
- おろし生姜:ひとかけ分
【作り方】
- 豆腐はキッチンペーパーでくるみ耐熱皿に入れて電子レンジの500ワットで2分チンします。キッチンペーパーを取り換えて(熱いので火傷に注意)ひっくり返したざるに置き、上から重しをして水切りをします(約10分)。
- 1.の豆腐を短冊に切ります。玉ねぎはくし形に切ります。大葉は細切りにします。豆腐に塩、ブラックペッパー、片栗粉を薄くまぶします。
- フライパンにごま油を入れて中火にかけ豆腐を入れて片面1分焼きひっくり返して更に1分焼きます。これをいったん皿に取ります。
- 3.のフライパンを洗わずそのまま中火にかけ玉ねぎを入れてしんなりするまで炒めます。豆腐を戻して[調味料パート]を加え水気がほぼなくなるまで炒めればできあがり。器に盛って大葉をトッピングします。
【一口メモ】
- 定番の甘辛、生姜焼きの味がします(当たり前かw)。肉のような噛みじまりがないのがちょっと物足りないけど柔らかな豆腐の食感もなかなか新鮮ですよ。トッピングの大葉の清涼感がくどくなりがちな味付けにアクセントを加えてくれます。
- 玉ねぎは白ネギに替えても美味しく作れます。ほかにも細切りにした人参やピーマンなどを加えれば栄養満点です。
- 豆腐の水切りは重しを載せるだけだと時間がかかるのですが電子レンジを使えば時短できます。
- お弁当のお菜にする場合は水溶き片栗粉を少し加えて[調味料パート]
- にとろみをつけてください。