僕らの味覚を形成しているのはDNAよりも食の体験のような気がしています。
たとえば僕の奥さんは生粋の関西人ですが子供の頃に数年、義母の実家の水戸で暮らしていたことがありまして彼女の舌はけっこう濃い味を好みます。
もっと極論を言えばたとえ出自は日本であってもヨーロッパで育ったり中国で育てば舌は洋食や中華の仕様になっちゃう気がするんですよね。
過日、「和食を美味しくする味付けの最終奥義」と題してブログを書きました。
その秘技とは砂糖を少し多めに使うこと。
日本で生まれて和食を食べて育つと甘辛い味付けが味のスタンダードになって甘いは旨いと感じるようになる気がするのです。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- こんにゃく:1丁
- ニラ:半束
- ごま油:少々
[調味料A]
- 味噌:12g(小匙2)
- 酒:30g(大匙2)
- 豆板醤:6g(小匙1)
[調味料B]
- 濃口醤油:(小匙2)
- 砂糖:9g(大匙1)
【作り方】
- こんにゃくは大きめのスプーンで削ぐように切ります。ニラは2cm幅の小口切りにします。
- フライパンに胡麻油を入れて中火にかけこんにゃくを加えて軽く色づくまで1分半炒めます。これに[調味料A]を加えて水気がほぼなくなるまで炒め余す。
- 2.にニラと[調味料B]を加えて中火にかけ水気がほぼなくなるまで炒めればできあがり。
【一口メモ】
- 結構濃厚な味です。豆板醤を加えていますが辛さはあまり気になりません。むしろ心持ち多めに加えた砂糖で日本人好みの甘辛に味が付いていると思います。
- このレシピには並行作業で時間をかせぐ段取りポイントはありません。なので作業が途切れないよう段取り良く調理を進めましょう。仕上げまでの時間は10分が目安です。
- お好みで鷹の爪など入れてもGOOD。あと胡麻を振っても美味しいです。