2010年代に日本で流行った料理の1大トレンドは韓国発のものだったと思います。
レインボーケーキやパッピンスなどのスイーツ。
チーズハットグやチーズタッカルビなどのスナックに近い料理。
実に多彩な料理がたった10年かそこらの間に大流行しました。
それらの料理にはいくつかの共通する特徴があります。
ひとつは手で持って食べ歩きできるものが多いこと。
ひとつは十代、二十代の若者、しかも圧倒的に女子を中心に流行ったこと。
ひとつはどの料理の名を挙げても今では「懐かしい!」と言われること。
そう、流行ったと思ったらいつのまにか忘れられている。
流行のサイクルが異様に短かったのです。
要は日常生活の中にお祭り的な非日常を求めた人たちが大挙して飛びついたというムーブメントだったのかな。
イングリッシュ・マフィンがひとつ残っていたので何か作りましょうとネットをさまよっていてこの料理を見つけました。
韓国の屋台で大ブームだとか。
韓流フードならなんでもまっさきに飛びつく長女に「これ知ってる?」と訊いたら「あ、そういえばちょっと前に流行っとったな」とのこと。
って、もう流行終わってんのかよ。
とはいえ何事も経験。
物は試しに作ってみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:40分-
- イングリッシュ・マフィン:1個
- とろけるスライスチーズ:1枚
- 卵:1個
- 人参:スライス3枚
- ピーマン:1/2個
- 塩、ブラックペッパー:少々
- バター:6g(大匙1/2)
- トマトケチャップ:適宜
- マヨネーズ:適宜
- 砂糖:ひとつまみ
【作り方】
- イングリッシュ・マフィンは横半分に切ってオーブントースターで軽く焼きます。焼き終えたら片方にスライスチーズを載せて余熱で融かします。
- 1.をやっている間に人参、ピーマンは細切りにして電子レンジの600ワットで40秒チンします。ボウルに卵を割り入れ人参、ピーマンを加えてよく解きほぐします。これに塩、ブラックペッパーを加えて味を整えます。
- フライパンにバターを入れて中火にかけほぼ融け切ったら2.を加えてスクランブルエッグにしマフィンに載るサイズにまとめます。 ※セルクルを使って型焼きするのもありです。
- 1.のスライスチーズが載っている方を皿に置き3.をトッピングします。その上からトマトケチャップ、マヨネーズを絞り砂糖をひとつまみ散らします。イングリッシュ・マフィンのもう一方で蓋をすればできあがり。
【一口メモ】
- おかずというよりはおやつに近いジャンクフード的な料理です。マフィンを作るところから始めるとハードルが高いですが市販のマフィンを使えば手軽に作れますよ。
- ケチャップ、マヨネーズまではまだ良いとして砂糖を振るのはどうよと抵抗があったのですがやってみると意外に気にならない味でした。醤油に砂糖の照り焼きだって外国人からしたら最初は抵抗があっただろうし同じことかな。
- マフィンはバターを入れたフライパンで焼くと風味たっぷりで更に美味しくなりますよ。