シンプルな焼き魚が食べたい!そんな衝動に駆られることがあります。
七輪で焼いた秋刀魚。
串に刺していろりに突き立てた川魚。
釣ったばかりの魚を河原で焚き火を焚いて炙るとか……もちろん魚の味も楽しみなのですが、なんか「魚を焼いている」というそのシチュエーション自体、胸をわくわくさせてくれるものがあります。
味付けは秋刀魚だったらやっぱり大根おろしに醤油かな。
川魚なら軽く塩を振って焼いたらそのままがぶりっ。
なんてね。
過日、商店街でまるまると太った塩いわしが4尾180円で売られていました。
しかも50円引きのシール付き──買っちゃいましたとも。
どうやって食べようかなと考えて一番に思いついたのはそのまま炙り焼きにすること。
けど味付けはどうしよう?
塩秋刀魚、塩サバと同じで初めから塩味が付いているので醤油に浸けるとくどくなる……ということで視点を変えて甘酸っぱくしてみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:12分-
- 塩いわし:2尾
- 大根おろし:適宜
[甘酢パート]
- 酢:10g(小匙2)
- 柚子またはレモン果汁:5g(小匙1)
- 砂糖:4g(大匙1/2)
- 塩:ひとつまみ
【作り方】
- 魚焼きのグリルまたはオーブンで塩いわしの両面をこんがりと焼きます。待っている間に[甘酢パート]をよく混ぜておきます。
- イワシを皿に盛って大根おろしを添え[甘酢パート]をたっぷりかければできあがり。
【一口メモ】
- 甘酸っぱいタレがいわしの塩気を引き立ててくれます。焼き魚をこういうふうに食べたことってなかったな。ちょっと新鮮かも。
- いわしは脂が乗っているものがオススメ。清涼感のある甘酢が脂っこさを打ち消してくれて全然しつこくありません。
- 塩秋刀魚や塩サバでやっても美味しいですよ。
- お肉を焼いて塩とこの甘酢で食べてもぜったい美味しいと思います。