エアコンのなかった時代、暑い夏に涼をとるために僕らのご先祖様はさまざまな工夫を凝らしていました。
打ち水、風鈴、怪談噺。
どう考えても体感温度が下がるわけではないものもたくさんありましたがそれらはいつの間にか夏の風物詩として親しまれるようになりました。
中には暑ければエアコンを点けるのが当たり前な現代では廃れてしまった風習もたくさんあります。
代わりに昔はなかった「冷たい料理や飲み物を楽しむ」というなんとも贅沢な涼の取り方を僕らは覚えてしまいました。
アイスクリームにかき氷、ビールに冷酒。
良い時代に生まれたなぁと思ってしまいます。
けど、もしかしたら100年後、200年後の人たちに「昔はこんなふうにして暑い夏を過ごしてたんだって。可愛そう」とか笑われているかもしれませんけどね^^
とまれ、麺類も夏場は冷たいものが恋しくなります。冷やし中華に冷やしうどん、ざる蕎麦などなど。
洋食だって暑い日はこんな料理が恋しくなるのです。
【材料】(1人分)
-調理時間:7分-
- スパゲティ:100~120g
- ツナ缶:1缶
- トマト缶(ダイスカット):100g
- 玉ねぎ:1/8個
[ソースパート]
- オリーブオイル:12g(大匙1)
- レモン果汁:7.5g(大匙1/2)
- 塩:1g(小匙1/6)
- おろしにんにく:ひとかけ分
- ブラックペッパー:少々
[茹で汁パート]
- 塩:8g
- 水:600g(カップ3)
【作り方】
- 鍋に[茹で汁パート]と小ぶりのスプーンを入れて強火にかけます。沸騰したらスパゲティを加えてパッケージに記載の時間通りに茹でます。 ※スプーンを入れておくと沸騰石代わりになって吹きこぼれを抑えることができます。
- 1.をやっている間に玉ねぎをみじん切りにします。玉ねぎ、ツナ、[ソースパート]を合わせてよく混ぜておきます。
- スパゲティが茹で上がったらザルに揚げて水気を切り流水で冷まします。更にボウルに氷水を張ってパスタを浸け、芯まで冷やします。
- 3.のパスタを再度ざるに揚げて水気をよく切ります。深めの皿にパスタと2.を合わせてトングでよく和えます。トマトをトッピングしたらできあがり。
【一口メモ】
- 夏らしい一品。冷たいだけでなくトマト、レモンの酸味が利いていて舌が一段ひんやりとしますよ。
- このレシピの段取りポイントはパスタを茹で上げるまでに残りの準備を整えること。そうすれば10分ほどで戴きますができます。
- 温かいパスタの場合はパッケージに記載の時間-1分茹でると食べ始めるまでに余熱で芯まで火が通りますが冷製パスタの場合は急冷するので余熱の恩恵に預かることができません。なので規定時間通りしっかり茹でましょう。
- 手持ちがあればバジルの葉を飾ると涼やかな香りを楽しむことができます。あと、お好みでタバスコを振ると良いアクセントになりますよ。