もうだいぶ前ですが「フィッシュストーリー」という映画が公開されました(邦画です)。
1960年台に誰も見向きもしなかったパンクロックの曲「フィッシュストーリー」が巡りめぐって地球を救うというお話です。
ま、壮大な「風が吹いたら桶屋が儲かる」的な物語ではあるのですが、ラストはむちゃくちゃスカッとするのでお薦めです。
で本筋とは関係のない、小さなエピソードなのですが1960年台、売れないバンドメン達の会話の中で「焼きそばは焼かないとダメでしょ」というセリフが出てくるのです。
茹でてソースを絡めるというタイプの袋入り焼きそばが登場した頃だったのですね。
他のシーンで「うどんは焼かないでしょ」というシーンもあります。
こちらは九州発祥の焼きうどんが全国に広がっていく過渡期だったことを伺わせます。
時代は下って現在、ラーメンを鉄板で焼く焼きラーメン、和蕎麦を炒めた焼き蕎麦、そうめんスタイルで食べる「そうラーメン」など種類の異なる麺類が他の麺類のスタイルで食べられるというのは更に当たり前になってきた感があります。
だったら、パスタで坦々麺ってのもありかなと思って作ってみました。
ちなみにスープパスタだとラーメンとの差別化が図れなくて芸がないので汁なしであくまでも坦々麺風のソースを作ってみたというアレンジです。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- スパゲティ:100~120g
- 豚もも肉(スライス):50~70g
- 塩、ブラックペッパー:適宜
- 白ごま:適宜
- ごま油:7g(大匙1/2)
[ソースパート]
- 生姜:ひとかけ
- にんにく:ひとかけ
- 青ネギ:5cm
- セロリの茎:3cm
- 豆板醤:6g(小匙1)
- てんめん醤:6g(小匙1)
- すりごま:大匙1
- 中華スープの素:6g(小匙1)
【作り方】
- スパゲティをパッケージに記載の時間-1分茹でます。
- 1.をやっている間に[ソースパート]の野菜類を微塵切りにし残りの材料と一緒にボウルに合わせてよく混ぜます。
- 豚肉を食べやすい大きさに切りって、ごま油とともにフライパンに入れ中火にかけて色が変わるまで炒めます。塩、ブラックペッパーで軽く味を付けます。
- 茹で上がったパスタをざるに揚げてよく水気を切ります。パスタと3.を2.のボウルに入れトングなどを使ってよく和えます。
- 4.をお皿に盛り上から白ごまを振ればできあがり。
【一口メモ】
- うむ、なかなか坦々麺してます(って、どんな日本語だ)。適度に辛くて、ちょっぴりこってり。こういう中華パスタもありじゃないかなと思いました。
- すり胡麻の代りにホントは練りごまを使いたかったのですが切らしていました。恐らくそちらの方が胡麻の風味が濃厚で楽しい気がします。
- 具材のアイデアとして変わったところでは納豆を加えるのがお薦めです。風味が複雑になって意外とイケると思います。