実は今年の結婚記念日で25周年、銀婚式を迎えます。
結婚したのってつい昨日のような気がするけど次女も今年で二十歳。
確実に時を刻んで来たんだなぁ。
僕は結婚するまで実家暮らしをしていたのでほとんど料理をすることがなく新婚当時の僕の料理は今思えばいろいろと初々しかった気がします。
たとえば、COOK-DOのシリーズやヒガシマルの「ちょっと○○」シリーズなんかをよく使っていたなぁとか、
スライサーで指を切って大出血して大騒ぎになったとか、
初めて牛ももブロックを買った時は何をどうして良いのかわからずしばしキッチンに立ち尽くしていたなぁとか。
もし今、家にCOOK-DOのシリーズがあれば間違いなく魔改造して可愛げのない妙に本格的な料理を作っちゃうだろうな(笑)。
それくらいあのシリーズはよくできていると思うのですが、ひとつ難があるとすればパッケージに美味しそうな写真が掲載されていて「これを使ってこの料理を作ってね」と言われているような気がするところかな。
パッケージの裏には買ってくるべき食材の一覧まで書いてあります。
けど、それは大きなお世話。八宝菜の素なんて具材はなんでもあり。
豚肉、うずら卵、白菜などを買い揃えなくても冷蔵庫にあるものを炒めて味付けに使えばOKじゃんと思ってしまうのです。
ということである日の夕飯。
冷蔵庫に塩鮭がひときれ、しなび始めた青梗菜がひと株。
COOK-DOを使うと塩鮭の塩気と喧嘩しそうですがイチから調味料を控えめに合わせて八宝菜風のこんな料理を作ってみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:15分-
- 塩鮭:2切れ
- 青梗菜:1株
- エリンギ:1本
- サラダ油:少々
- 酒:15g(大匙1)
- 水溶き片栗粉:6g分
[調味料パート]
- 水:100g(カップ1/2)
- 中華スープの素:3g
- 濃口醤油:3g(小匙1/2)
【作り方】
- 鮭は骨を取り一口大にきります(皮は付けたままでOK)。青梗菜はざく切りにエリンギは細切りにします。
- 中華鍋かフライパンにサラダ油と1.を加えて1分ほど炒めます。これに酒大匙1を加えて蓋をし、3分酒蒸しにします。
- 2.の蓋を取って[調味料パート]を加えひと煮立ちさせます。水溶き片栗粉を加えてとろみを付ければできあがり。
【一口メモ】
- 安定の八宝菜味で旨し。八宝菜の「八」は八つの具材という意味ではなく「色々」とか「たくさん」という意味合いだそうです。その名の通り豚肉を鮭に変えたって八宝菜はできるのです。
- 具材は冷蔵庫のありあわせでOK。調味料もわりとどこのご家庭にでもありそうなものを使っています。なので、なんか買い物に行く気がしないなという日にオススメの一皿ですよ。
- 写真の料理は仕上げにすり胡麻を入れています。風味が変わってまた楽しいのだ。
- 豆板醤や鷹の爪を入れるとピリ辛になります。お好みでどうぞ。