サラデとかサラドと聞いてピンとくる人はまずいないと思いますが、明治初期、日本にサラダが輸入され始めた頃のカナ表記はこうだったそうです。

サラダは今でこそ、手軽に野菜を摂る料理としてしっかり定着していて古くからあるお浸しや煮物などを凌駕してしまっていますが、いったいいつ頃から食卓に上るようになったのでしょう?
明治期も洋食屋で少しずつ浸透していたけれど生ものはトマトや大根くらいで後はカリフラワーやアスパラを茹でたものくらいだったようです。

大正になると「冷めても固まらない油」としてサラダ油が登場します。
これで一歩前進。
更に肉食が浸透してカツなどの付け合わせにキャベツが添えられるようになりました。

けれど、肝心の野菜の栽培はまだまだ生食を目的とした品種には消極的だったみたい。
で、結局戦後、GHQがやってきて家庭の洋食化が進むのですが、大きな問題がありました。
当時の肥料は下肥(要は人糞)が主流で回虫、ぎょう虫が蔓延。
生で食べるのは結構危険だったのです。

GHQの主導で化学肥料や堆肥の利用が推奨され徐々にこの問題が駆逐されました。
結局、サラダがおうちの食卓に上るようになったのは1970年代後半。
沖縄海洋博より後みたいですね。
当初は野菜を切ってマヨネーズで和える一辺倒だったみたいですが、徐々にドレッシングの種類が増えていって今日に至っています。

もし、僕が生きる時代が少し早ければ今日のレシピのような料理を作ることもなかったんだなぁと思うと感慨もひとしお。
サラダの歴史に感謝してありがたく戴かねばです。
【材料】(1人分)
-調理時間:35分-
- 蓮根:一節
- 玉ねぎ:1/8個
- ビアソー:2枚
[調味料パート]
- マヨネーズ:12g(大匙1)
- すり胡麻:大匙1
- 濃口醤油:3g(小匙1/2)
- 塩:1g(小匙1/6)
- 砂糖:3g(小匙1)
【作り方】
- 蓮根は酢水で5分茹でます。玉ねぎは薄くスライスして氷水に浸け冷蔵庫に入れて30分晒します。ビアソーは細切りにしておきます。
- 玉ねぎは水より氷水の方が辛みが抜けやすいです。
- 蓮根、玉ねぎのの水気を切ってビアソーと器に合わせ、[調味料パート]を加えてよく和えればできあがり。
【一口メモ】
- 玉ねぎの甘みと蓮根のシャキシャキした食感が楽しいです。ビアソーはロースハムよりスパイスを多用しているので華やかな風味を演出してくれます。
- サラダ黎明期の昭和の頃にこれを作ったら蓮根はキュウリにビアソーはハムにあとサラダ菜くらい使って味付けはマヨネーズ・オンリーだったんじゃないかな。そう思えばサラダの文化は随分進化したんですねぇ。
- 余談ですがサラダの英語のスペルはsaladで最後にaもeも付きません。カタカナ表記に馴染んでいる日本人としてはなんかしっくりこないですね^^;

