1984年といえば僕は大学2年生。その年、ハンバーガーショップの代名詞マクドナルドで異変が起きました。
チキンマックナゲット登場です。
それまで、ファストフードでチキンと言えばケンタッキー・フライド・チキン。
その歴史は意外に古く大阪万博(1970年)でテスト出店し、大好評だったのでそのまま日本に会社を立ち上げたのだとか。
それ以来十年以上、あの独自フレイバーで他のファストフード店の追随を許さず、フライドチキン業界(?)に君臨してきたのです。
そこへ、突如マクドナルドのチキンメニュー参入。のっけから驚かされたのは……
「骨がない」
値段はさておきケンタッキーのチキンでちょっとめんどくさかったのは骨が付いていることでした。
ところがマクドのチキンには骨がなく、しかも一口サイズで食べ易い。
これはケンタッキーにとってかなり脅威になったのではないでしょうか?
実はマクドはかなり前からチキンメニューへの参入を検討していたらしいのですが、狭い厨房の中にチキン用のフライヤを置くスペースを確保することが難しく検討は難航。
最終的にポテトのフライヤで一緒に揚げることができるナゲットのスタイルが採用されたとのことです。
ちなみにナゲットは18世紀頃にアメリカで考案された鶏料理でお肉の小片やひき肉を小麦粉、バターなどで調味したものです。
ファストフード店では揚げますが、家庭料理としてはこのレシピのように揚げ焼きにするのが一般的です。
【材料】(4人分)
-調理時間:15分-
- 鶏ささみ:5本
- トマトケチャップ:適宜
- マスタード:適宜
- サラダ油:フライパンに1cm弱張る
[衣パート]
- 卵:1個
- 塩(できればクレイジーソルト):3g(小匙1/2)
- ブラックペッパー:少々
- マヨネーズ:12g(大匙1)
- すりゴマ:大匙1
- 薄力粉:27g(大匙3)
【作り方】
- ささみは筋を取り、1cm幅のそぎ切りにします。
- ボウルに[衣パート]を合わせて泡立て器でよく混ぜます。これにささみを入れて穴なしお玉でよく和えます。
- フライパンに揚げ油を張り160度に温めます。これにささみを入れて下半分がきつね色になるまで2分ほど揚げ焼きします。
- 3.をひっくり返して更に2分ほど揚げ焼きすればできあがり。トマトケチャップとマスタードを付けて戴きます。
【一口メモ】
- ふわふわで美味しいです。これは子供に特に人気がありそうですね。
- ふわふわの秘密はマヨネーズ。他にもフリッターなどに応用できる技です。
- マクドは原価を抑えるために恐らく胸肉を使っていますが、ささみの方が脂肪分が少なく淡白ですのでおうちではこちらが断然お薦めです。
- ケチャップ以外にとんかつソースやマヨネーズなども楽しそう。あるいは、オリジナルのバーベキューソースなんかを研究すれば更にバリエーションが広がりそうです。