竹輪の歴史はけっこう古くて弥生時代とも平安時代とも言われているそうです。
って、弥生時代にそんな凝った料理を作ろうとした人って普段からどういう生活していたんだろ。
ちょっと興味があります。
室町時代にはかまぼこの一種と定義されて平たい板付きのかまぼこと区別するために切り口が竹のそれに似ていることから竹輪という名前が付けられたそう。
なるほどな。
明治時代以前はガチで良い魚を使って贅沢に作られていたので竹輪や蒲鉾は庶民が簡単に口にすることができない高級品だったらしい。
けど、本気で美味しかったんだろうなぁ。
今では安いやつならスーパーで6、70円台で売られているのでありがたみもちょっと薄れていますが、その分お手軽なアレンジ料理アイテムになっています。
ホタテや海老を使う料理ならたいてい代替えが可能。
それでいて材料費は1/3くらいに抑えられるので金欠な時にはありがたいですね。
この料理も元々のレシピは海老とホタテを使ってライムジュースで仕上げるものだったのですがこれはこれでありじゃんと思える出来だったのでメモしておきます。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- 竹輪:4本
- レモン果汁:15g(大匙1)
- にんにくみじん切り:ひとかけ分
- バター:12g(大匙1)
- 白ワイン:45g(大匙3)
- 塩(できれば岩塩):2g(小匙1/3)
- 粗挽きブラックペッパー:少々
- 青のり:少々
【作り方】
- 竹輪は1cm厚の小口切りにします(斜め切りでもOK)。
- フライパンにバターとにんにくみじん切りを入れて弱火にかけて1分程度香りが立つまで炒めます。
- 2.に竹輪を入れて中火にかけ、軽く焼き色が付くまで炒めます。これにレモン果汁、白ワイン、塩を加えて煮立たせてアルコールを飛ばし、蓋をして中火で3分蒸し焼きにします。
- 3.の火を止めてお皿に盛りつけ、粗挽きブラックペッパーと青のりを振ればできあがり。
【一口メモ】
- シンプルな塩味にレモンの酸味。竹輪の香ばしさが相まって食欲をそそります。何かさっぱりしたおかずが食べたいという時にオススメの一皿です。
- 味がシンプルな分、食材の良し悪しで味は決まります。竹輪はできればちょっとグレードの高いものを使うのがオススメ。今回は魚のすり身だけでデンプンを不使用なものを選びました。
- 材料と手順を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんがこの料理は酒蒸しを洋風にアレンジしたものです。魚介全般に合いますのでいろいろ試してみてください。