お肉を食べる文化が輸入される前、日本人にとって大豆は貴重なたんぱく源でした。
手軽に大豆たんぱくを摂ることができる豆腐は江戸時代人気の料理アイテムだったようで、料理本が売り出されるほど数多の調理法が研究されていたようです。
じゃあ、レシピも出尽くしたかというとそうでもなくて、アレンジ次第でお馴染の料理からまるで違った風味の料理が生まれたりするんですよね。この料理もその一つ。
豆腐にケチャップやバターを合わせるというのは結構斬新な気がしますが、意外に合うのは元来豆腐が無味の淡白で何にでもあう食材だからでしょう。
【材料】(1人分)
-調理時間:20分-
- 豆腐:半丁
- 人参:5mmスライス2枚
- ピーマン:1/2個
- 卵:1/2個
- バター:適宜
[調味料パート]
- めんつゆ:大さじ1
- 味醂:18g(大匙1)
- トマトケチャップ:7g(大匙1/2)
【作り方】
- 人参、ピーマンは5mm角に切ります。
- 小鍋に豆腐と人参を入れて中火にかけ、木杓子で豆腐を崩しながら炒めます。[調味料パート]を加えて、少し火を弱めて10分くらい水気がなくなるまで煮ます。 ※豆腐から大量の水が出て来ますので水を加える必要はありません。
- 2.にピーマンを加えて更に2分炒めます。仕上げにバターを加えて絡めればできあがり。
【一口メモ】
- 調味料にケチャップが入っているだけで、「あ、洋食だ」と思っちゃうのが不思議ですね。バターの風味も楽しくて意外に豆腐に合っています。
- 夕飯に出すのも勿論ありですが、お弁当にうってつけのお菜ですよ。
- 同じ要領で中華スープの素やオイスターソースを使えば中華風になりますし、コチジャンなどを使えば韓国風になりそうです。