「定食屋で15分も待たせたら客がみんな帰っちまうよ」
お料理アニメ「食戟のソーマ」で料理課題の制限時間があと15分という時に主人公が切った啖呵です。

まさにその通り。
僕だって注文してから15分経っても料理が出てこなければ席を立っちゃうかも。
けどね、短時間で料理を出すために定食屋は入念に仕込みをしているんですよ。

ご飯も味噌汁もスタンバイ済みでよそうだけ。
小鉢料理は盛り付けまで終わって盆に並べてある。
メインの揚げ物も油は温まった状態で揚げだねを投入するばかり。

だから短時間で出せるのです。
もし、米をこれから研ぐとか味噌汁の出汁を今から挽くとかやっていたら料理が出てくるのはいつになることやら──なんてツッコミがネットでもちらほら挙がっていましたね。
「コンビニ商品でおせちを作る」というのが2022年おせち料理のテーマの一つだったのですが、どれも短時間で作れて楽ちんでした。
だってコンビニ商品ってどれもパッケージを開けたらそのまま食べられるように加工済みだから当たり前なのですが。

だったら他のおせちも市販の加工食品を使って「切って、和えて、盛り付ける」だけの料理にしてしまえばむちゃくちゃ短時間で作れるんじゃね?
という至極当たり前な結論に至りました。
例えばおせちの黒豆をイチから煮て作ればまる2日近くかかります。

けど、市販の黒豆を使ってこんなふうにアレンジしたら──あら不思議。
一瞬でおしゃれな洋風おせちが完成しちゃうのです。
【材料】(2人分)
-調理時間:5分-
- 市販の黒豆:1パック
- アボカド:1個
- 塩:1g(小匙1/6)
- ゆず果汁:10g(小匙2)
- オリーブオイル:12g(大匙1)
- 粗挽きブラックペッパー:少々
- (あれば)柚子の皮:少々
【作り方】
- アボカドは皮を向いて種を取り1.5cm角のさいの目に切ります。柚子の皮はごく細い千切りにします。
- 柚子の皮以外をボウルに合わせてよく和えます。器に盛り付けて柚子の皮をトッピングすればできあがり。
【一口メモ】
- 黒豆の甘みに柚子とオリーブオイルの爽やかな香りがベストマッチ。アボカドのネットリとした食感も楽しいです。何より少量の塩が良いアクセントになっていますね。
- おせちの重詰にしても良いですが写真のようにカクテルグラスに飾るとよりおしゃれにお正月を演出できますよ。
- 食べるのに飽きてきたらそのまま葉野菜などと合わせてサラダにしても美味しいです。

