映画「異人たちとの夏」が好きです。特にラストの今半((浅草のすき焼き屋)の別れのシーンは泣けました。
あ、「異人たちとの夏」というのは大林宣彦監督作品で小学校の頃に両親を交通事故でなくした主人公(風間杜夫)が幽霊と知りながら彼らの住むアパートに通う逆牡丹燈籠のような怪談噺です。
父親役の鶴太郎が良い芝居してました。
あの映画を観るとすき焼きが食べたくなるんですよね。けど、すき焼きは高い。ということでこんな料理を作りました。これなら娘と2人分でもワンコインで作れちゃいます。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- 木綿豆腐:1丁
- 合挽きミンチ:150g
- 白ねぎ:1/2本
- サラダ油:少々
- 水溶き片栗粉:片栗粉9g(大匙1)分
[割り下パート]
- 水:100g(1/2カップ)
- 醤油:36g(大匙2)
- 酒:15g(大匙1)
- 砂糖:9g(大匙1)
- おろし生姜:ひとかけ分
【作り方】
- 鍋にサラダ油と合挽きミンチを入れて中火にかけ肉の色が変わるまで焼きます。
- 炒めるのではなく焼くのがポイント投入したらいじらず頃合いを見て菜箸でひょいひょいと返していきましょう。
- 1.をやっている間に豆腐は食べ易い大きさに切ります。白ねぎは1cm幅の斜め切りにします。
- 2.に[割り下パート]を加えてひと煮立ちさせます。豆腐を加えて蓋をし弱火で5分煮込みます。
- 3.に白ねぎを加えて蓋をし弱火で3分煮込みます。水溶き片栗粉を加えてとろみをつければできあがり。
【一口メモ】
- まんますき焼きです。なんか、高いお肉を買ってくる意味ないじゃんって気にさせてくれる逸品です。
- この料理の主役は豆腐です。むしろひき肉はその引き立て役を受け持つ脇役。なので、豆腐はちょっと高めでも味の良いものを買いましょう。絹ごし豆腐でももちろんできますが煮崩れしにくいので木綿がオススメです。
- このレシピの段取りポイントは先に肉を焼き始めてそれを待っている間に豆腐、白ねぎの下ごしらえをすることそうすれば10分ほどでできあがります。
- ひき肉から結構、脂が出ますのでサラダ油は本当に少々で構いません。苦手な人は[割り下パート]を加える前にキッチンペーパーで吸い取って下さい。ただ、この脂が結構旨いのでそのまま一緒に煮込むのがオススメです。
- お好みでしらたきや白菜を入れても美味しいですよ。