今でこそ関西のスーパーでも普通に納豆が売られるようになりました。
あの『大阪のおばちゃん』達ですら納豆を食べる方も増えています。
とはいえ、一昔前までは「あんな臭いもの食べるやつの気がしれん」という考え方が一般的で、納豆に向ける関西人の目はさながら読売巨人軍を嫌うタイガースファンのようでした^^;
なので、関西の納豆文化は歴史がうんと浅いのです。
単身赴任で横浜に移った時、関東に越してきたからには今までに見たことも聞いたこともなかったような納豆の食べ方を経験してみたいなというのが一つの野望でした。
で、引っ越して1年ばかり経った頃のこと。
そろそろ何か作ってみようと『本場水戸で評判』といわれる納豆を買って参りました。
ネットで見かけた「牛納豆」というのが気になっていたのですが、要は納豆入り焼き肉とでも呼ぶべきもののようです。
果たしてこれは山形の『納豆汁』のようにメジャーな食べ物かどうか分かっていないのですが美味しそうだったので作りました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 牛こま又はバラ:100g
- 納豆:1パック
- 卵:1個
- サラダ油:少々
- 刻みネギ:適宜
- 白ごま:適宜
- 焼き肉のタレ:適宜
【作り方】
- 牛肉は幅1cmの細切りにします。納豆は添付のタレや辛子を加えてよく練ります。
- フライパンにサラダ油と牛肉を入れて中火にかけ牛肉の色が変わるまで炒めて火を止めます。
- 2.に納豆、刻みネギ、白ごまを加えて再び中火にかけ辛めながら炒めます。焼き肉のタレを回しがけて均等に絡められたら火を止めます。
- 3.を深鉢に盛り付け真ん中にくぼみを作って卵を割入れればできあがり。よくかき混ぜて戴きます。
【一口メモ】
- 普通の焼き肉より味が複雑になって楽しいです。
- 前から思っていたのですが納豆って香味野菜と同様に扱えると思っています。独自の香りや微かな苦みは上手に扱えば料理に深みを与えてくれます。
- もちろん、豚納豆や鶏納豆でもOKです。焼き肉のタレはわりと万能調味料ですのでどれでも美味しく食べられると思います。
- 本物のユッケは生肉料理なので厳密に言えば違うのですが卵を真ん中に割入れるとなんとなくユッケ風って呼びたくなります