女子でこれが上手に作れると好感度がアップする料理のナンバーワンは『肉じゃが』だそうです。
あくまでも男子に取ったアンケートですが^^;
でも、アンケートに答えた男子のうちどれくらいが肉じゃがという料理がどれくらい難しいか理解できてるのかしらん?
とちょっと首をひねってみたりして。
「コトコト煮ないと味が染みない」、「煮過ぎるとジャガイモが煮崩れてホクホク感が損なわれる」この矛盾が肉じゃがの難しいところだと僕は思っています。
この矛盾を解決する手段として、僕は炒める工程をしっかりやってこの工程で味を染みさせてます。
逆に水を加えてからはジャガイモが柔らかくなる数分煮込むだけにとどめて煮過ぎないようにしています。
って、今日の料理から大いに脱線しちゃいましたけど『椎茸の含め煮』って、逆に上手に作れてもあまり感心されない料理の代表選手じゃないかなとちょっと思ったのです。
見た目も味も地味だし、和食とか日本料理というよりはお惣菜とかおかずといったニュアンス(どんなんや)。
如何にも添え物感が漂う一品ですよね。
でも、上手に作ればお肉が食卓に上らない日でも、じんわり幸せな気分にしてくれる不思議な料理なんですよ。
年とともにこういうお菜が好きになりました。
【材料】(1~2人分)
-調理時間:10分(干し椎茸を戻す時間は含めていません)-
- 干し椎茸:2~3枚
[煮汁パート]
- 干し椎茸の戻し汁:200g(カップ1)
- 三温糖:6g(小匙2)
- 濃口醤油:9g(大匙1/2)
- 味醂:9g(大匙1/2)
【作り方】
- 干し椎茸はできれば冷蔵庫で一晩かけて戻します。お急ぎの時はぬるま湯に浸けると高速で戻せます。
- 低温で戻すと乾物臭さが抜けて風味が良くなります。
- [煮汁パート]
- を小鍋に合わせてひと煮立ちさせます。これに傘に十字の隠し包丁を入れた椎茸を並べアルミホイルの落し蓋をして中火で煮込みます。水分が1/3くらいまで減ったらできあがり。
【一口メモ】
- じんわりと幸せな気分になれる甘辛な味です。椎茸独自の滋味が引き立つ調理法だと僕は思うのですが如何でしょう?
- ポイントは干し椎茸の戻し汁を使うこと。これは野菜の煮物に合うだし汁なのです。
- お好みで針生姜を加えて煮ても楽しいです。
- 一緒に人参や高野豆腐など煮ても美味しいですよ。