守破離という言葉があります。
武道や芸事に使われる言葉なのですが型を「守って」、「破って」、「離れる」というほどの意味ですね。

多くの分野には新米が稽古を重ねるための型が用意されていて最初はそれをひたすら守ることが要求されます。
型から外れて自分勝手に動こうとすれば「お前にはまだ早い」と叱られます。
みっちりしごかれて型通りの動きを極めるとその型を「破る」ことが要求されます。

俗に言う「型破り」というのはこのことを指す言葉で、ろくすっぽ型にハマった稽古もせずにそれをやっても無謀の一言で一笑にふされます。
で、最後は型を「離れて」自分の道を行けというわけですね。

近頃、何か新しいレシピを探したい時にネットの検索をあまりやらなくなりました。
前はこんな感じの料理が食べたいとイメージすると関連のキーワードで検索してヒットしたレシピをそのまま作っていたのですが、この頃は「いや、そこまでイメージできているなら、あのレシピとこのレシピを組み合わせたらできるでしょ」と気づいて脳内でレシピを完成させることが多くなりました。

さすがにこれだけいろいろ料理を作っていると型を破って離れる時が来たのかも。
このレシピも「こんな風にすればできるはず」というイメージを形にしたものです。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- 厚揚げ:1丁
- 刻みネギ:適宜
- 水溶き片栗粉:9g分
[あんかけパート]
- 豚ミンチ:50g
- サラダ油:少々
- 水:250g(250ml)
- だしの素(顆粒):濃いめに
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 味醂:18g(大匙1)
- カレー粉:大匙1
- ブラックペッパー:少々
【作り方】
- 厚揚げを魚焼きのグリルで10分ほどかけてこんがり焼きます。
- 1.をやっている間に小鍋に[あんかけパート]の豚ミンチとサラダ油を合わせてよくまぶします。これを中火にかけて色が変わるまで炒めます。[あんかけパート]の残りを加えてひと煮立ちさせます。これに水溶き片栗粉を加えてとろみを付けます。
- 1.をさいの目に切って深鉢に盛り付け2.をたっぷりかけます。刻みネギを散らせばできあがり。
【一口メモ】
- カレーうどんを食べている気分。厚揚げはけっこうボリューミーなのでしっかり主菜になります。
- このレシピの段取りポイントは厚揚げが焼き上がるまでに他の支度を整えることそうすれば約10分で食卓に出せます。
- カレー餡はスパイスの香りに負けないよう鰹出汁を濃い目に挽くのがコツです。
- このカレー餡は大抵の料理に応用が利きます。いつものおかずを少し薄味に作ってこれをかければ別の料理に変身させちゃえますよ。

