サンドイッチの語源はイギリスのサンドイッチ伯爵に由来すると言われています。
ポーカーに夢中になり過ぎて食事をする時間も惜しい。
2枚のパンに少量の牛肉を挟んだものを持って来させてそれを食べながらゲームを続けたという逸話があるんですね。
けど、伯爵はその頃政府の要職についていてむちゃくちゃ多忙を極め、徹夜でポーカーやってたとは思えないと疑問を呈する人もいます。
いずれにしても、名前こそ定着しましたが伯爵がサンドイッチを発明したわけでも推奨したわけでもないというのは事実らしい。
パンのような生地に具を挟んで食べるスタイルは紀元前後からあったようで歴史はもっともっと古いのです。
オッフラ、ナン、ピタ、タコス、ブリード、似たような料理を挙げれば枚挙にいとまがないですね。
パン・バーニャもそういったパンに具材をコラボさせた料理。
南フランスはニースの名物です。
サンドイッチと大きく違うのは挟むのではなくカンパーニュのような大きなパンの中をくり抜いて具材を詰めるスタイルというのが面白い。
くり抜いたパンは、もちろん捨てたりしないでそのまま食べるかミキサーで粉砕してパン粉にしちゃいましょう。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- カンパーニュ:1/2個
- 茹で卵:1個
- スライスチーズ:1枚
- ツナ缶:1個
- ありあわせの野菜類:トマト、キュウリ、玉ねぎ、ラディッシュ、レタス、オリーブなど
- お好みのドレッシング:適宜
【作り方】
- 茹で卵はスライスします。スライスチーズは小さく切ります。野菜類は食べ易い大きさに切ります。
- ツナ、野菜類を合わせてドレッシングで和えます。
- カンパーニュを半分に切って中をくり抜き、2.と茹で卵、スライスチーズを詰めればできあがり。
【一口メモ】
- カンパーニュって側は硬くて中は柔らかいのでわりとしっかりと具材をホールドしてくれます。耳を切った食パンで作る日本のサンドイッチとはそこが大きな違いかな。
- お上品に齧るのではなく、豪快にかぶりつきましょう。なんだかジブリのアニメの登場人物にでもなった気分が楽しめますよ。
- はっきり言って主食になるボリュームです。これ一個でお腹いっぱいになっちゃいます。他のおかずなど用意する時は了に注意しましょう。
- 具材は普通にサンドイッチの具になるような者であればなんでもありです。いろいろバリエーションを楽しんでみて下さいな。
- 家で食べるのも良いですが、ラップとナプキンで包んで冷えた紅茶をポットに入れてピクニックに出かけるのがお薦め。野外で食べれば味もひとしおです。