「メボウキ」という植物をご存知でしょうか?
多くの人が「聞いたこともない」と答えそうですが、実は多くの人が知っております。
これ、バジリコ(バジル)の和名なんですよね。
西洋の植物には全て(なのかな?)和名という日本風の別名が付けられています。
例えば「オランダミツバ」といえばセロリのこと。うーん三つ葉に香りが似てるかな?
「ミドリハナヤサイ」といえばブロッコリーのこと。これは見た目そのまんまの名前ですねぇ。
「アマダイダイ」といえばオレンジのこと。なんか亀の親戚みたいなネーミングですが。
興味のある方はWikiぺディアで思いつく野菜や果物を検索してみましょう。
右側に植物の写真がレイアウトされていて、分類、学名の下に和名が書かれています。面白いですよ。
で、メボウキことバジリコのお話です。
誕生花は1/25、6/24、7/22、10/15の4日。
花言葉は「好意、好感、神聖、高貴、良い望み、強壮、憎しみ、何という幸運」。
名前の由来がギリシア語のバジレウス=王から来ているのでそれらしい花言葉になっています。
パスタでこのバジリコを使う料理といってすぐに思いつくのは「ジェノベーゼ」、イタリア・リグリア州のジェノバ(Genova)県うまれのソースで和えた緑色のスパゲティ料理です。
ではもし「和風ジェノベーゼ」というものを作るとしたら何を使うと良いでしょう?
バジリコはシソ科メボウキ属の多年草、なのでこんなレシピになるかなと思って作りました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- スパゲティ:100~120g
- 厚切りベーコン:適宜
[ソースパート]
- 大葉:3~4枚
- ナッツ類(胡桃、アーモンドなど):1~2粒
- 塩:2g
- オリーブオイル:20g
- にんにく:ひとかけ
- 粉チーズ:適宜
- ブラックペッパー:少々
【作り方】
- スパゲティをパッケージに記載されている時間ー1分茹でます。
- 1.をやっている間にソースパートの大葉、ナッツ類、にんにくをみじん切りにします。[ソースパート]の残りの材料と合わせてよく混ぜます。
- フライパンにベーコンを入れて中火にかけかりっとなるまで炒めます。これに2.を加えて弱火にし1~2分じんわりと火を通します。
- 茹で上がったスパゲティをざるに揚げて水気を切り3.のフライパンに投入し中火にかけます。トングでよく和えればできあがり。
【一口メモ】
- 強い大葉の香りが鼻をくすぐって食欲がぐんと増すパスタです。味付けは塩だけのシンプルなものですが煩くなくてGOOD。ナッツの食感も楽しいです。
- 本家のジェノベーゼで使うバジリコはシソ科の植物ですから、和風なら大葉を使うのは理に適っていると思います。できれば大葉をもっと多めにしてみて下さい。より和風らしさを楽しめますよ。
- ソースを丁寧に作りたい場合はフードプロセッサーで[ソースパート]をきっちり粉砕&混ぜ込むことをお勧めします。ただ、洗い物がめんどくさいんですよねぇ^^;
- 具材はベーコン以外に茸類なども合いますよ。