信じがたいことですがジャムの歴史は旧石器時代、1万~1万5千年前に遡ると言われています。
ハチの巣から蜜を採る様子を描いた壁画が発見されたり、果実を煮た形跡のある土器が発見されているんですって。
とはいえ、ジャムが一般人の口に入るようになったのはもちろんずっと後の時代。
紀元前はアレクサンダー大王が持ち帰った砂糖で作られて王侯貴族の間でもてはやされていたという程度のようです。
ひとくくりにジャムと呼んでいますが厳密にはいくつか分類があって果実の形が残っているものはプレザーブ、柑橘類の皮を加えて作ったものはママレードと呼ばれます。
本来は果実に含まれるペクチンに砂糖とレモン果汁などの酸を加えるとゼリー状になる性質を応用した食品ですが(ペクチンの含有量が低い果実の場合はペクチンを加えて補います)、今では胡麻をペースト状にしたものなんかも「ごまジャム」と呼んだりするようです。
フランス語ではコンフィチュール、ドイツ語ではコンフィテューレ。
意外にドイツ語の音が柔らかくてフランス語っぽいのが面白いですね。
【材料】(食パン数枚分)
-調理時間:15分-
- ブルーベリー:100g
- 砂糖:40g
- レモン果汁:5g(小匙1)
- 塩:ひとつまみ
【作り方】
- ブルーベリーはよく洗ってざるに揚げ水気を切ります。
- 小鍋にブルーベリーを入れて弱火にかけ木杓子で絶えず混ぜながら10分ほど煮ます。2、3分すると果汁が滲み出し、5分くらいで煮汁になるくらい果汁が増えます。そのまま煮続けて丸い形状がほぼなくなれば3.に進みます。
- 砂糖とレモン果汁を加えて3分ほど煮詰めます。 ※焦がさないようよく見張っていましょう。
- 3.に塩をひとつまみ加えてさっくり混ぜればできあがり。よく洗った容器に入れて冷蔵庫で保存します。
【一口メモ】
- 味見をしてみて一言。「うん、ブルーベリー・ジャムだ」って、当たり前なんですけどね。混ぜ物は一切なしなので体に良さそうです。
- パンに塗って良し、ヨーグルトに加えて良し、いろいろ使い道はありそうです。
- この工程で苺でもオレンジでもジャムにできます。案外簡単に作れますので、安く果物が手に入った際には挑戦してみて下さいな。