かねてから思うことなのですが、うなぎの蒲焼が好きという人の何割かは実はうなぎ本体ではなくあのタレが好きなんじゃないかしらん。
うなぎの旨さを堪能しようと思えばあのタレは邪魔で白焼きにした方が良い気がするのですよね。
同じことを考えた人がいたからか世にはさんまの蒲焼やいわしの蒲焼など単価の安い魚で作られた蒲焼の缶詰があったりもします。
この料理も発想は同じ。
エビチリは好きだけど海老って結構高いんだよなぁと考えていて、「じゃあ海老を何か安い食材に置き換えたらどうだろう」という発想でこれにたどり着きました。
味は想定範囲内だけど結構イケてるよ。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- ちくわ:1袋(4~5本)
- 青のり:適宜
- 酒(下味用):5g(小匙1)
- 片栗粉:適宜
- 揚げ油:適宜
- にんにく:ひとかけ
- 生姜:ひとかけ
- 青ネギ:5cmくらい
- 豆板醤:6g
- トマトケチャップ:18g(大匙1.5)
[調味料パート]
- 濃口醤油:9g(大匙1/2)
- 酒:7g(大匙1/2)
- 鶏ガラスープ:水大匙1+鶏ガラスープの素少々
- 砂糖:3g(小匙1)
【作り方】
- 中華鍋に揚げ油を入れて180度に温めます。
- 1.をやっている間にちくわを縦半分に切り更に横半分に切ります。これに酒を振って片栗粉をまぶします。
- 2.を揚げ油に入れて2分ほど揚げます。これをやっている間ににんにく、生姜、青ネギはみじん切りにします。
- 油を切った中華鍋に豆板醤、にんにく、生姜、青葱を入れて強火にかけ香りが立ってきたらトマトケチャップを加えて煮立たせます。
- 更に[調味料パート]を加えて煮立たせ、ちくわを加えて絡ませながら水気を飛ばしほぼ水気がなくなればできあがり。お皿に盛って青のりを振りかけて頂きます。
【一口メモ】
- ちくわは結構弾力のある触感なので本家エビチリに負けないボリューミーな食べ心地。仕上げに青のりを振っているので磯の香りがプンプンして海のものを食べている臨場感も満点です。
- このレシピの段取りポイントは工程1.。揚げ油を先に温め始めてから下ごしらえしましょう。あと、中華鍋で揚げれば炒める際に油をひく必要もなく効率が良いです。
- 見方を変えれば中華風磯辺揚げといえなくもない一品です。こういう発想の転換はちょっと好きかも。