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和麺

秋刀魚の蒲焼のにしん蕎麦風

江戸時代、にしんは松前藩(今の北海道)の特産品でした。生では日持ちしませんので干物にした身欠きにしんが船で江戸や京に運ばれて人気を博しておりました。

そのまま焼いて食べても美味しいのですが甘露煮にして蕎麦の具にするのが定番の食べ方だったみたい。

今でもこれがお品書きにあるお蕎麦屋さんは多いんじゃないかな。

けどね、実際に作ってみたらわかるのですが、にしんの甘露煮って結構めんどくさいのです。臭みを抜くために一旦お茶で煮て、それから甘露煮にしてなんやかやで30分くらいかかります。

お蕎麦屋さんでもにしん蕎麦はちょっと高めの設定ですがあれは手間賃じゃないかなと僕は思っています。

にしん蕎麦は食べたいけれど甘露煮を作るのはちょっとハードルが高い。といっても、にしんの甘露煮なんてそうそう売られていない。

なら、似た材料でにしん蕎麦風の料理を作っちゃえと思いつきました。こうして生まれたのがこの料理です。

【材料】(1人分) 

調理時間:10分-

  • 蕎麦:1束
  • 秋刀魚の蒲焼(市販品):1枚、缶詰なら1缶
  • 酒:10g(小匙2)
  • だし汁:270g(270ml)
  • 麺つゆ:水270mlに対して規定量
  • (お好みで)山椒:少々

【作り方】

  1. 蕎麦を茹でる湯(分量外)を沸かして規定時間、蕎麦を茹でます。
  2. 1.をやっている間に秋刀魚の蒲焼を耐熱皿に入れ酒小匙2を振ってラップをかけ電子レンジの500ワットで2分チンします。
  3. 1.をやっている間に小鍋に濃い目のだし汁を挽き、麺つゆを加えて温めておきます。
  4. 1.をザルに揚げて流水で〆ます。これを丼に入れ3.を注いで秋刀魚の蒲焼をトッピングすればできあがり。お好みで山椒を振ってください。

【一口メモ】

  • めっちゃお手軽ですが味は本格的です。市販の秋刀魚の蒲焼ってけっこう良くできているんですよね。
  • このレシピの段取りポイントは蕎麦を茹で上げるまでに他の支度を全て済ませること。そうすれば最短7分程度で戴きますができます。
  • 秋刀魚に限らず蒲焼を温めるときは少量の酒を振ってラップをかけてレンジで酒蒸しにするのがコツ。身がふっくらと仕上がります。
  • 秋刀魚の蒲焼は缶詰を使うと更にお手軽に作れますよ。

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