「朝食を食べる者は大罪を犯している」中世ヨーロッパのキリスト教世界ではそんな考えが蔓延っていたそうです。
ここで言う大罪とはキリスト教で説かれる7つの大罪のことで特にその1つ「暴食」を指します。
朝っぱらから食事をしようなんてお前はなんて欲深いのだ。
きっと食欲以外の欲も深いに違いないなんて責められたそうです。
じゃ、食事はいつ摂るのかというとお昼になってようやくごく軽く頂いて、夜になって初めて食事らしい食事にありつけたらしい。
こういう考えはなんか感覚論だけの言ったもの勝ちみたいで僕は嫌いだな。
とまれ一般的には朝、昼、晩に食事が摂れる現代に感謝です。
とはいえ食事を摂るためにはまず献立を考えて料理を作らねばなりません。
コロナの影響でテレワークがデフォルトになってしまった昨今は昼と夜の二度そのイベントがありますのでちょっと悩ましいですね。
特にランチは限られた時間の中で食べるものを決めて料理を作るわけですからどうしても簡単なものになりがち。
自然と麺類率が上がります。
けど、たとえばうどんなら毎日毎日醤油系のつゆで食べたのでは飽きてしまう。
決して食べ物で遊んでいるわけではないのですがたまにはこういう系統の料理を作って目先を変えたくなるのも人情でしょう。
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- うどん(乾麺):1束
- ソーセージ:1本
- 舞茸:1/4株
- オリーブオイル:4g(小匙1)
- 粗挽きブラックペッパー:少々
[スープパート]
- 玉ねぎ:1/8個
- 薄力粉:9g(大匙1)
- バター:10g
- 牛乳:150g(3/4カップ)
- 水:100g(1/2カップ)
- コンソメの素:1キューブ
- クローブパウダー、ナツメグ、シナモン:各少々
【作り方】
- うどんを茹でるお湯(分量外)を沸かしてうどんを普通に茹でます。ソーセージは5mm厚の小口切りにします。舞茸は小房に分けます。
- 1.をやっている間に[スープパート]の玉ねぎをみじん切りにし薄力粉と一緒に小鍋に入れます。これを弱火にかけて3分炒めます。更にバターを加えて融けきるまで炒めます。
- 2.に[スープパート]の牛乳、水を加えて強火にかけ泡立て器で混ぜながらひと煮立ちさせます。[スープパート]のスパイス類を加えてざっと混ぜます。
- フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけソーセージ、舞茸を加えてソーセージに焼き色が付くまで炒めます。これを3.の小鍋に加えます。
- うどんが茹で上がったらザルに揚げて流水で〆ます。これを丼に入れ上から熱々の4.を注いで粗挽きブラックペッパーを振ればできあがり。
【一口メモ】
- とろみの付いたスープはうどんに良い感じに絡みます。ちょっとグラタンを食べているみたいで楽しいですよ。
- このレシピの段取りポイントはうどんの茹で上がりまでに残りの調理工程をこなすこと。お湯の沸騰2分+麺茹で10分、合計12分のタイムトライアルといったところでしょうか。
- 具材は自由自在ですので冷蔵庫のありあわせをお好きなようにチョイスしてください。
- [スープパート]のスパイス類はなければなくても良いのですがあると味がぐんと複雑になってお店で食べているような気分になれます。