意外と知られていないのかも知れませんが、「焼きうどん」は北九州市小倉のご当地料理(郷土料理?)だそうです。
終戦直後にそこで食堂を営む御主人が関西で評判の「ソース焼きそば」を店で出そうと考えたのですが、食糧不足で麺が手に入らず、仕方がないので干しうどんを湯がいて焼いたら大好評だったとか。
そのお店『だるま堂』は未だ健在。御主人は亡くなったけど、奥さまが今でも焼きうどんを焼いておられるそうです。って、70年以上「焼きうどん」を焼いてる計算になりますやん。
す、凄い!! いつか本場の味を食べてみたいなと思いつつ、とあるお昼に焼きうどんを戴いたのでした。
【材料】(1人分)
-調理時間:5分-
- うどん(ゆで):1玉
- 豚バラスライス:50g
- キャベツ:適宜(たっぷりめがお薦め)
- 炒め油:少々
- 鰹節:適宜
- 青のり:適宜
- (お好みで)マヨネーズ、七味:適宜
- [味付けパート] 濃口醤油:6g(小匙1)
- オイスターソース:6g(小匙1)
- ごま油:4g(小匙1)
【作り方】
- うどんは、電子レンジの強で1分チンしておきます。豚バラ、キャベツは食べ易い大きさに切ります。
- フライパンに炒め油と豚バラ、キャベツを加えて中火にかけ豚肉の色が変わるまで炒めます。これに[味付けパート]とうどんを加えて1分炒めればできあがり。鰹節、青のりを振り、お好みでマヨネーズ、七味もかけていただきます。
【一口メモ】
- 自分はなぜか「焼きそば」はソースベース、「焼きうどん」は醤油ベースの味付けという拘りがあるんですよね。焼きうどんのソース味ってなんか違和感があります(偏見だなぁ)。
- 終戦直後、とにかくお腹をいっぱいにしたいと食堂に集まった人たちの歓声が聞こえてくるようです。あっさりした素うどんより油で炒めている分、しっかり腹もちが良いお料理ですね。