生姜(ショウガ)と茗荷(ミョウガ)は、兄妹です──って、書いたら何言ってんだコイツとか思われそうですが……。
大陸から同じ時期に持ち込まれた彼らは当初、香りの強いほうを「兄香(せのか)」、弱いほうを「妹香(めのか)」と呼ばれていたそうです。後にこの音が転訛して、「ショウガ」と「ミョウガ」になったとか。
ちなみに、両方ともショウガ科の植物ですので、血もつながっていると言えます(ホンマか?)。
そんな薬味の兄妹ですがあまり日持ちするものではありません。冷蔵庫に入れていてもせいぜい1週間で使い切るのがオススメです。
けど、薬味ですからちょこっと使えば十分でなかなか減らないんですよね。
お兄ちゃんの保存法はまた別の機会に書くとして今日は妹のミョウガちゃんの保存法をご紹介します。
茗荷の保存
茗荷は空気に触れると傷みます。なので空気を遮断すれば長持ちします。つまり……
まず、こんな風に縦半分に切ります。このくらいの分量が使い切りできて勝手が良いのです。
そして蓋付きのタッパに入れてひたひたの水を加えてぴっちり蓋をすればOK。
この形で冷蔵庫に入れておけば2~3週間は保ちます。
ショウガとミョウガの兄妹ペペロンチーノ
せっかくなのでショウガ&ミョウガ兄妹を使ったイタリアンなレシピを紹介しましょう。
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- スパゲティ:120gくらい(お腹と相談して下さい)
- ミョウガ:1本
- ショウガ:ひとかけ
- にんにく:ひとかけ
- 鷹の爪:1本
- キュウリ:1/3本
[調味料パート]
- 醤油:18g(大匙1) ※お好みでダシ醤油にするとほんのり甘い系にできます。ポン酢にするとさっぱり感アップ♪
【作り方】
- お湯を沸かしてスパゲティを茹でます。この際オリーブオイルを茹で汁に1、2滴垂らしておくと吹きこぼれしにくくなります。
- お湯を沸かしたり、スパゲティを茹でている間にミョウガは縦に薄切りに、ショウガはすりおろして醤油と合わせ、にんにくは輪切りに、鷹の爪は小口切りに、キュウリは細切りにします。
- フライパンにオリーブオイルを入れて弱火にかけ、にんにくと鷹の爪を入れてじっくり炒めます(にんにくがきつね色にならないように注意)。これにミョウガとキュウリを加えて更に2分ほど炒めます。
- そうこうするうちに茹であがったスパゲティをざるにあけ、水気を切ってから3のフライパンに投入します。具材とよく和えてから生姜醤油を回しがけ弱火のままで麺にからませればできあがり。