調理の技法の歴史にも新旧はあると思います。恐らく最古の調理法は「焼く」というものじゃないでしょうか。
なんとなく、ギャートルズの時代からやってたような印象があるんですよね。それに比べると蒸すというのは道具がそれなりに考案されてからでないとできませんし、揚げるにいたっては十分な油が市場に供給されて初めて成り立つ技法ですからわりと新しいのではと考えます。
そう考えていくと最も歴史が浅い調理法はレンチンでしょうか^^;
炒めるという調理法は焼くから派生したものだと思いますので、かなり古い技法だと考えられます。
ただ、鉄板なりフライパンなり鍋なりといった鉄器が必要ですのでやはり鉄器文明以降かとは思います(って、遡り過ぎだろ)。
炒めるという調理法の良いところは食材を選ばず、大抵のものが調理できてしまうこと。
また、調味料を変えるとどこの国の料理にでもなることだと思います。
なので、世界中どこの国でも炒め物というのは存在するんじゃないでしょうか? この料理は台湾のキャベツ炒めの技法をヒントにさっと炒めてからスープで煮て火を通すという技を使っています。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 豚こま又はミンチ:50g
- 蓮根:1節
- 生姜:ひとかけ
- ごま油:少々
[調味料パート]
- オイスターソース:6g(小匙1)
- 豆板醤:3g(小匙1/2)
- 濃口醤油:3g(小匙1/2)
- 酒:7g(大匙1/2)
[スープパート]
- 水:50g
- 中華スープの素:3g
【作り方】
- 豚こまと蓮根は食べ易い大きさに切ります。生姜はみじん切りにします。
- フライパンにごま油と生姜を入れて中火にかけ香りが立ってきたら豚肉、蓮根を入れて豚肉の色が変わるまで炒めます。
- 2.に[調味料パート]を加えて絡ませながらさっと炒めます。
- 3.に[スープパート]を加えて時々かき混ぜながら水気がなくなるまで炒めたらできあがり。
【一口メモ】
- スープで煮ると味染みが良く硬い食材もしっかり火が通るのでお勧めの技法です。豆板醤を多めに入れて激辛にしても楽しいですよ。
- 中華スープの素の代わりにカレー粉を使うとインド風になります。
- 蓮根以外に人参を参加させるのも良いです。料理全体の甘みがぐっと増しますよ。