誰しも苦手なことってあると思います。
たとえば、僕は大抵の料理は何度か練習すれば作れるようになると自負していますが未だにどうしてもダメなものもあります。
ひとつはシュークリーム。
レシピに書かれた手順通りに作っているはずなのになんでだか膨らんでくれない。
レシピによって
「ここがコツだよ」とか
「このやり方ならコツいらず」
なんて虫の良いことが書かれていたりしますがそれがてんでバラバラでどれを試しても上手くいかないのです。
それ以外にも卵料理の中で卵焼きが苦手でした。
なんか卵焼き器の上で崩壊してスクランブルエッグみたいになっちゃったりして。
ある意味器用なのかもしれないけど(笑)
くやしかったなぁ。
ある時、馴染みの焼き鳥屋でバイトの女の子が普通に卵焼きを焼いているのを見たときはショックでした。
なんでそんなに簡単にできるの?
どうやら火加減が弱すぎるらしいと気づいてあと半熟の状態ではいじらないと気づいて今ではなんとかそれらしく焼けるようになりましたけどね。
で、作れるようになってしまうと欲が出るものでバリエーションを増やしたくなります。
数年前、とある出勤日。
今日のお弁当は中華でまとめてみましょうというコンセプトに基づいてこんな玉子焼きを焼いてみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:8分-
- 卵:2個
- 干しきくらげ:1枚
- ロースハム:1枚
- ごま油:少々
[調味料パート]
- 鶏ガラスープの素:3g
- 砂糖:ひとつまみ
- 味醂:3g(小匙1/2)
- 塩、ホワイトペッパー:適宜
【作り方】
- 干しきくらげは水で戻して細切りにします。ロースハムは細切りにします。 ※きくらげの戻し水は出汁が挽けていますので汁物などに加えましょう。
- 卵2個をボウルに割り入れて菜箸で解きほぐし[調味料パート]を加えて混ぜます。味を見て物足りなければ塩、ホワイトペッパーで整えます。きくらげ、ハムも加えて混ぜ込みます。
- 卵焼き器かフライパンにごま油を入れて強めの中火にかけ2.の卵液の1/3を流し込みます。卵の上面が液体っぽくなくなり固まってきたら奥から手前に巻きます。巻き終えたら卵焼き器から剥がして奥に寄せます。
- 3.に卵液の1/3をまた流し込み3.の焼き上がり分を持ち上げてその下にも卵液を流し込みます。あとは同じ要領で巻いてまた奥に寄せ、卵液の残りを流し込んで同じように焼けばできあがり。
【一口メモ】
- 卵をごま油で焼くと一気に中華っぽい風味になります。ハムやきくらげの食感も楽しいですよ。
- 卵焼きを上手に焼くコツは強めの火力で焼くことと上面が乾いてくるまではいじらないこと。あとは練習あるのみです。
- これはお弁当用のレシピなので調味料の配合はちょっと濃い目の味付けに調整しています。薄味が好みの方は少なめから始めて味を見ながら調味料を足してください。
- 具材は他にもお好みでエビなんか入れると贅沢な気分に浸れます。