学生時代、下宿の隣に新しい定食屋ができました。
僕の下宿の界隈は2、3千人は学生が住んでいようという典型的な学生街でしたので定食屋の名前といえば『××屋』、『○○亭』といった古めかしいネーミングのものが多かったのですが、新しい定食屋の名前は 『キッチン・××』うーん。斬新でしたね。
三十過ぎの脱サラしましたって感じのご主人が奥様と二人でやっておられました。
数年前、仕事で傍を通った時に二十数年の風雪に耐えてその勇姿を留めていたのが感動的でした^^
このお店は曜日変わりでランチが決まっているのですが、その中の一つが『ポークピカタ』。考えてみると僕が初めてこの料理に出会ったのはこのキッチンだったのです。
ピカタ(ピッカータとも呼びます)は、イタリア料理で豚肉や鶏肉に卵液をたっぷり絡ませてソテーしたものです。豚や鶏以外でも白身魚や変わったところでは野菜のピカタというのもあるみたいです。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 豚肉(トンカツ用):1枚
- 塩、ブラックペッパー:少々
- 薄力粉:少々
- 付け合わせ野菜:今日はしめじ、ピーマン、玉ねぎ
- サラダ油:適宜
[卵液パート]
- 卵:1個
- パルメザンチーズ:たっぷり目
- ドライパセリ:適宜
【作り方】
- 豚肉は筋切りをし、塩、ブラックペッパーを軽く振り薄力粉を薄く塗します。付け合わせの野菜をこの蓑きり方で切ります。
- 卵をよく溶いてパルメザンチーズとドライパセリを加えよく混ぜます。
- フライパンにサラダ油と付け合わせの野菜を入れて中火で炒めお皿に取ります。
- 1.を2.にくぐらせてたっぷりと卵液を絡ませ3.のフライパンに入れ弱めの中火で火が通るまで焼きます。
- 4.を再度卵液にくぐらせ中火でさっと焼いたらできあがり。食べやすい大きさに切って戴きます。
【一口メモ】
- 当時はお肉に卵が絡んでなんだかもっさりした料理だなぁと思ったものです。今食べると、いや懐かしい...(遠い目)^^;
- そのうち魚バージョンや野菜バージョンもやってみたいですね。
- 卵液の中身はお好みでいろいろスパイスを利かせると楽しいです。ありがちですけど、カレーピカタなど子供に喜ばれそうですね。