今の若者達はどうかしりませんが(って、おっさん臭い発言だなぁ^^;)、少なくとも一定年齢より上の世代はこの料理にある種の憧憬とコンプレックスがあるのではないでしょうか?
『ステーキ』──なんて甘美な響き。なんてご馳走。
仕事から疲れて帰って来て、「こんばんはステーキよ」なんて嫁が言ったら疲れなんか吹っ飛びますって(未だかつて経験したことがないシチュエーションだけど^^;)
戦後日本の食生活はアメリカ映画の影響を強く受けていると思うのです。
食糧事情の良くないときに洋画に出てくるパーティで旨そうな酒を飲みながら、でっかいステーキなど食べてるシーンを見せつけられたらトラウマにもなりますって(注:僕はそこまで年寄りではありません。僕が生まれた東京オリンピックの年は既に食糧事情はうんと良くなっておりました)。
とはいえ、未だにビーフステーキがお財布にやさしくないのは変わらぬ事実。
そこへ行くとトンカツ用の肉なら特売を狙えば4人分で500円台だったりするのです。
ということで、豚肉で楽しむステーキなど作ってみました。
【材料】(4人分)
-調理時間:10分-
- トンカツ用のお肉:4枚
- 塩、ブラックペッパー:少々
- 強力粉:少々
- にんにく:2かけ
- サラダ油:少々
[ソースパート]
- 玉ねぎ:1/4個
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 味醂:18g(大匙1)
【作り方】
- [ソースパート]の玉ねぎはすり下ろして濃口醤油と味醂と一緒に小鉢に入れよく混ぜておきます。これにラップをして竹串で数カ所穴を開けておきます。
- お肉は筋を切り、塩、ブラックペッパーをして強力粉を薄く塗します(茶漉を使うと均等に塗せます)。にんにくは薄切りにします。
- 2.のにんにくとサラダ油を入れ中火にかけて薄くキツネ色になったら皿に取っておきます。このフライパンにお肉を入れ両面こんがりと焼きます。更に弱火にして蓋をし2分蒸し焼きにします。
- 1.の小鉢を電子レンジの強で1分半チンします。お皿にステーキを盛り、にんにくを散らして上から[ソースパート]をたっぷりかければできあがり。
【一口メモ】
- めっちゃ美味しいです。トンカツに飽きたらお薦めかも。恐らくカロリー的にはこちらの方が低い気がします。
- チキンや白身魚のステーキもこのソースと合わせるのはありかも。結構、このソースの守備範囲は広そうです。