日本人にとって肉料理ってせいぜい明治以降、本格的に日常の食卓に登場するようになったのはもしかしたら戦後のことなのかもしれません。
ですので、残念ながらその料理文化も発展途上で和食でこの肉料理は凄い!!
というものになかなか出会えておりません。
反面、洋食では「その発想はなかった」という料理に度々出くわすので、その歴史の長さ、懐の深さを都度感じます。
お肉にオレンジやリンゴを合わせるという発想も我々日本人にはなかなか思い付かないことなのですが、向こうではメジャーなようですね。
とまれ、豚肉にリンゴやオレンジはとてもよく合うのです。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- トンカツ用肉:1枚
- リンゴ:1/4個
- 塩麹:9g(大匙1/2)
- ブラックペッパー:少々
- 強力粉:少々
- バター:12g(大匙1)
- 赤ワイン:30g(大匙2)
- ガーリックオイル:大匙1/2)
- ドライパセリ:少々
【作り方】
- 豚肉は筋切りをして塩麹、ブラックペッパーを塗し更に強力粉を薄く塗します。リンゴは5mm厚の銀杏切りにします。
- フライパンにバターとリンゴを入れて中火にかけ軽く焦げ目が付くまで炒めます。リンゴを別皿に取り出します。
- 2.のフライパンに豚肉を入れ強火で焼き色が付くまで両面焼きます。
- 3.に赤ワインとガーリックオイルを加えてフランベし(やけどに注意)、蓋をして弱火で2分蒸し焼きにします。
- 4.を食べやすい大きさに切ってお皿に盛り付け焼き汁をたっぷりとかけてリンゴを添えます。ドライパセリを散らせばできあがり。
【一口メモ】
- バター、ガーリックオイルの濃厚な香りが食欲をそそります。リンゴはさっぱりした風味ではなくその甘みで濃厚さを更に強調する仕上がりになりました。
- 適当な野菜がなかって残念だったのですが、あれば付け合わせとしていっしょに炒めてください。
- 少し、レモン汁やアップルビネガーを使うと風味が変わって楽しいかもです。