小学生の頃、「三角食べ」というのが励行されていました。

こっちのおかずをひとくち食べたら次は別のおかずを食べて……
という具合にローテーションを作って全部のおかずに順番に箸を付けましょうといった食べ方です。
僕はあれは消化に良いとかなんかそういう意味があるのだと思いこんでいたのですがどうやらそうではないらしい。
好きなおかずだけ全部食べて嫌いなおかずを残さないようにするための作法だったようですね。

なるほど。
毎日の夕飯を作るお母さんはことほどさように子どもたちの栄養が偏らないよう工夫します。
たとえば一皿のおかずでも肉オンリーにするのではなく野菜と合わせたお惣菜にするとか。
まあ、その方が見た目もカラフルで美味しそうに見えますしね。

悩ましいのはお肉と何の野菜を合わせるか。
栄養学的なベストマッチというのは別にあるのかもしれませんがそれとは別に定番と呼べる組み合わせはいつの間にやらできているものです。
「また、これ」
という家族の不満を物ともせずに料理を出すお母さんは強い!

けど、同じ組み合わせでもちょっと目先を変えると新鮮に映るものです。
例えば豚肉とキャベツという定番中の定番コンビでこんな料理はいかがでしょう。
【材料】(2人分)
-調理時間:12分-
- 豚肉スライス(部位はおまかせ):200g
- キャベツ:数枚
- 揚げ油:鍋底1cmくらい
- バター:8g(小匙2)
- にんにく:ひとかけ
- (あれば)ガーリックパウダー:少々
- 粗挽きブラックペッパー:少々
[調味料パート]
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 酒:15g(大匙1)
- 味醂:9g(大匙1/2)
- 砂糖:3g(小匙1)
- 酢:5g(小匙1)
[仕上げパート]
- (あれば)ガーリックパウダー:少々
- 粗挽きブラックペッパー:少々
【作り方】
- 揚げ油を揚げ鍋か中華鍋に張り180度に温めます。それを待つ間にお肉は食べやすい大きさに切ります。にんにくはみじん切りにします。キャベツは切らずに玉から剥いだままにしておきます。
- 油が温まったらキャベツを入れて30秒素揚げにしすぐに引き上げます。キャベツの油をよく切って食べやすい大きさに切ります(火傷に注意)。 ※これは中華料理の「油通し」と呼ばれる技法でこうすると野菜炒めがシャキシャキに仕上がるのです。
- フライパンにバターとにんにくを入れて中火にかけます。香りが立ってきたら豚肉を入れて色が変わるまで炒めます。
- 3.にキャベツと[調味料パート]を加えて水気がなくなるまで炒めます。[仕上げパート]を振って和えればできあがり。
【一口メモ】
- すげぇガツンとくる濃い味でもりもり食べられます。にんにくにバターという組み合わせを考えた人は偉い! しかも仕上げにガーリックパウダーで追撃を加えてあるのでにんにくの香りマシマシなのです。
- 工程2.はちと面倒ですがぜひやってみてください。仕上がりが全然違います。ちゃんとした中華飯店では炒めものを頼むと野菜が熱くて油通しされているのがわかりますよ。
- 豚肉の代わりにささみや鶏むね肉を使っても美味しいです。
- 野菜もキャベツだけでなく人参、もやし、ピーマン、きのこ類など加えると見た目も賑やかで栄養満点の一皿になりますよ。

