食材によるスパイスの使い分けをお勉強中。
肉や魚にスパイスを使う目的は主に香り付け、臭み消し、肉を柔らかくすることです。
食材によってクセが違うためスパイスを使い分けないといけないのですが、そのバリエーションは結構多いので一苦労。
大雑把に言うと肉で言えば匂いの強い羊肉などは香りの強いスパイスを。
牛や豚は特性に応じて。
淡白な鶏肉は優しい香りのスパイスを使うことになります。
更に煮込む、焼く/炒める、揚げるという調理法によっても使うスパイスが異なります。
「覚えきれないよ~」って泣き言を言いたくなる反面甘えんじゃねぇと反省しきり。
だって、どういう食材をどう調理するかによってどのスパイスが合うかという知識が確立されているということは誰かがその何十倍もの組み合わせを試して「これがベスト」という答えをだしたわけですから。
その手間隙の上に乗っかってただ暗記すれば良いだけの人がまだ文句を言うのは傲慢というものでしょう^^;
とまれ、今回のお題は豚肉。
合うスパイスはこんな感じだそうです。
- 煮る:八角、山椒、五香粉
- 焼く、炒める:ジンジャー(生姜)、セージ、キャラウェイ
- 揚げる:ナツメグ、クローブ
- 仕上げ:マスタード
というわけでこのレシピは下味に軽く山椒をまぶして、焼き上げた後にソースにマスタードを使っているのです。
【材料】(2人分)
-調理時間:7分-
- 豚ロースとんかつ用:2枚
- 塩、山椒:少々
- 強力粉:少々
- サラダ油:少々
- 青梗菜:1株
[ソースパート]
- ポン酢:10g(小匙2)
- マスタード:小匙1
- ブラックペッパー:少々
【作り方】
- 豚肉は筋切りをして塩、山椒をまぶします。更に茶こしを使って強力粉をまんべんなくまぶします。 ※お肉を焼く時は薄力粉ではなく強力粉をまぶすと表面がカリッと仕上がります。
- フライパンにサラダ油を入れて強火にかけ肉を入れ片面30秒ずつ両面に焼き色が付くまで焼きます。
- 2.を中火にして蓋をし3分蒸し焼きにします。
- 3.をやっている間に青梗菜をざく切りにして耐熱皿に入れ、鶏ガラスープ小匙1/2、水7g(大匙1/2)、ごま油2g、片栗粉2gを加えてよく和え、電子レンジの600ワットで2分半チンします。
- 豚肉を皿に盛り合わせてよく混ぜた[ソースパート]を回しがけます。青梗菜を添えればできあがり。
【一口メモ】
- ポン酢とマスタードの酸味が相まってさっぱりした風味のソースが脂っこい豚肉とよく合います。付け合せの青梗菜は薄味にしているのでソースを付けながら頂きましょう。
- オーブンをお持ちなら230度に予熱してローストするのがお薦め。更に高温蒸気機能がある機種ならそれを使って9分焼き、仕上げにフライパンで焼き色を付けて下さい。肉のしっとり感が違ってきます。
- 付け合せは小松菜などの葉菜も合います。
- 豚肉の料理の仕上げにはマスタードが合うそうです。ちなみに、牛肉ならホースラディッシュ、鶏肉ならチリペッパーやわさびがオススメです。