その趣味を持つ人だけがわかる常識やあるあるネタというのはどんなジャンルにでもあると思います。
ドライブ、写真、音楽、イラスト etc.それは料理でも同じこと。
料理を全くしない人からしたら「え、そうなの?」というような知識を知らない間に身に着けてしまっています。
たとえば食材の価格。
お肉は季節に関わらずだいたいいつも同じ値段だけど野菜は季節や時々の天候でけっこう変動するということ。
その発展形で野菜に付いた値札を見て高いか安いか判断できる相場勘。
そういったものは料理を趣味にしている人だけが持つ常識と言えるでしょう。
で、このレシピをメモした2022年の春ごろ、茄子が安かったのです。
季節は2~3月。
夏野菜である茄子が安くなる時期では決してないのですが3本100円くらいが相場になっていました。
理由の詮索は置いておいて我が家の食卓に茄子料理が頻繁に並ぶのも無理からぬこと──だったなぁw
茄子というと僕はどうしてもおばんざいのような和の惣菜を思い浮かべてしまうのですがたまには洋風の料理も食べたい。
ラタトゥイユ、グラタン、ババガヌーシュ(茄子のディップ)……
うーん、平日の仕事上がりに手早く作れるもうちょっとお手軽な料理が良いな。
ということで思いつきでこんな料理を作ってみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 茄子:1本
- ソーセージ:1本
- エリンギ:1本
- 玉ねぎ:1/4個
- バター:12g(大匙1)
- おろしにんにく:ひとかけ分
- ドライパセリ:少々
[調味料パート]
- トマトケチャップ:22g(大匙1.5)
- ウスターソース:12g(小匙2)
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- コンソメの素(顆粒):2g
- 粒マスタード:小匙1
- 粗挽きブラックペッパー:少々
【作り方】
- 茄子は5mm厚の斜め切りにします。ソーセージとエリンギは5mm厚の小口切りにします。玉ねぎは細切りにします。
- フライパンにバターを入れて中火にかけます。半分くらい融けたら茄子とエリンギを加えてバターを吸わせながら2分炒めます。
- 2.にソーセージと玉ねぎ、おろしにんにくを加えて玉ねぎがしんなりするまで炒めます。[調味料パート]を加えて水気がほぼなくなるまで炒めればできあがり。お皿に盛ってドライパセリを散らして戴きます。
【一口メモ】
- めっちゃ定番ですがなんだか元気が出る洋食です。お店で出せるような料理ではないけれどまかないで作れば大人気じゃないかな。
- 茄子、エリンギは油と相性が良い野菜でしっかり吸って風味をとどめてくれます。なので他の材料より先にフライパンに放り込んでしっかり炒めてください。
- ソーセージの手持ちがなければベーコンか豚バラ肉でもOKですよ。
- ピーマンやパプリカの細切りを加えると見栄えがして華やかな皿になります。