今はなくなっちゃいましたがJR大阪駅と阪神梅田駅の間におみやげショップ街がありました。
全国津々浦々のお土産を扱うお店が都道府県別にずらりと並ぶ様はなかなか圧巻でした。
このショップ街は通称「アリバイ横丁」と呼ばれていまして出張や旅行に行ったのにお土産を買いそびれたなんて人に重宝がられておりました。
「へえ、あそこに行ってきたんだ」
なんて言ってもらえるので、各店舗の目玉はひと目でどこに行ってきたか分かるお土産物。
たとえば福岡なら明太子、香川ならうどん、東京なら雷おこしといった感じ。
考え方をひっくり返してみれば僕らはその土地土地に対して特定の食べ物を刷り込まれているとも言えると思います。
けど、土地によっては「○○一択!」なんてピンポイントで食べ物が思い浮かぶ場所もありますが「ええと、多すぎてどれとはいえないよ」なんて場所もありまして北海道などはその最たるものな気がします。
ラーメン、スープカレー、海鮮、バター飴、じゃがいもetc.
どれを買って帰っても「あ、北海道に行ってきたんだ」と言ってもらえそうです。
それは土地の人も十分に心得ていて北海道らしい食べ物で名物を作ろうというムーブメントは何度もあったようです。
1985年、札幌グランドホテルにオープンしたビアホールで提供されたこの料理もそのひとつ。
「北海道といえばラーメン。ビールに合うようにサラダ感覚のラーメンを作ってみよう」
という発想だったようです。
ラーメンサラダ──通称「ラーサラ」は今では北海道の居酒屋の定番メニューになっているそうです。
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- 中華麺:1玉
- 卵:1個
- レタス:3枚
- プチトマト:数個
- 食塩水:水300ml+塩9g
[ドレッシングパート]
- マヨネーズ:24g(大匙2)
- ごま油:12g(大匙1)
- すりごま:大匙1
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 砂糖:6g(小匙2)
- 酢:10g(小匙2)
【作り方】
- 食塩水にレタスを浸けて10分晒します。 ※食塩水の濃度は海水と同じ3%。これは立て塩という手法で葉野菜をしゃっきりとさせることができます。魚の臭み取りにも使えます。
- 1.をやっている間に卵を7分茹でて半熟卵を作ります。並行してラーメンを茹でてザルに揚げ流水で〆ます。[ドレッシングパート]を合わせてよく混ぜておきます。
- プチトマトのヘタを取って縦半分に切ります。ゆで卵は4つ割りにします。
- レタスを千切って器に敷き詰めます。その上にラーメンをほぐしながら載せ[ドレッシングパート]をたっぷりかけます。プチトマトと卵を飾ればできあがり。
【一口メモ】
- 甘めのゴマダレがラーメンとよく合っています。ボリュームがあるのにするっと入ってしまうさっぱり感が良いですね。
- タレは器の底に沈んでしまいますのでよく混ぜて(できればトングを使ってよく和えてから)戴きましょう。
- 他にもカイワレ大根などサラダに使う野菜を加えればにぎやかな料理になりますよ。