数年前のこと。
秋口に「茄子ひと盛り100円」というポップに釣られて購入したのが運のつき、一週間ばかり茄子料理ばかり食べる羽目になりました^^;
でも、それって茄子だからできること。
他の食材ならそんなにバリエーション豊富に調理できないようなぁと思います。
煮て良し、揚げて良し、焼いて良し、蒸して良し。
長屋王の時代にはアジアから輸入されていただけあっていろんな調理法が研究された野菜だと感じます。
中でも、肉料理に見立てたこんな料理は秀逸で十分主菜の貫録があります。
ちなみに、ピカタ(ピッカータ)はイタリア料理で本来牛肉の薄切りで作るソテーなのですが、なぜか日本では卵をたっぷりまぶして焼いた料理のことを指します。
どこで変化したのかな?
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- 茄子(できれば米茄子):1本
- 塩:少々
- 薄力粉:適宜
- 卵:1個
- バター:12g(大匙1)
【作り方】
- 茄子はヘタを取り、縦に1cm厚に切ります。両面に塩を軽く振って10分置きます。卵はよく溶きほぐしておきます。
- 1.の水気をふき、両面に薄力粉を振って余分な粉をはたき落とします。
- フライパンにバターを入れて中火にかけます。2.を溶き卵にくぐらせて両面をこんがり焼けばできあがり。
【一口メモ】
- シンプルだけと飽きのこない味です。夕飯だけじゃなく、お弁当のおかずにもパパッと作れるのでお勧めです。
- 茄子の中でも米茄子はちょっと大味でこの料理に向いていると思います。
- 味が物足りない方はケチャップをかけるのがお薦めです。
- 茄子の代わりに豚ロースの薄切り(生姜焼き用のお肉)を使ったポークピカタもお薦めです。