豆腐は中国から渡来した舶来の食品だったのですが日本に来てからは独自の進化を遂げた万能食品でもあります。
江戸時代には既に豆腐百珍なんて365日の卵かけご飯的な料理本が馬鹿売れしていたのですが明治からこちらお肉を食べる文化が輸入されてからはお肉の代用食品としても使われて洋食化が進みました。
戦後、洋画を観た庶民がステーキに憧れて肉は高いからと豆腐に飛び付いたのも無理からぬ事だったように思えます。
【材料】(2人分)
-調理時間:30分-
- 豆腐:1丁
- 薄力粉:適宜
- バター:12g(大匙1)
- 刻みネギ:適宜
[調味料パート]
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 酒:15g(大匙1)
- 味醂:18g(大匙1)
- 砂糖:3g(小匙1)
- おろしにんにく:ひとかけ分
【作り方】
- 豆腐をキッチンペーパーで包み電子レンジの600ワット(または500ワット)で3分チンします。キッチンペーパーを取り替えて豆腐をザルに載せ重しをして20分水切りします。 ※熱いのでやけどに注意。
- 豆腐に薄力粉をまぶします。
- バターをフライパンに入れて火にかけ融けたら豆腐を入れて強めの中火で片面1分半、両面を焦げ目がつくまで焼きます。
- [調味料パート]を加えて中火で炒りつけながら水気がなくなるまで焼きます。器に盛って刻みネギを散らせばできあがり。
【一口メモ】
- 手を合わせて拝みたくなる美味しさです。特にプルプルした弾力がたまらない。レシピによっては水切り不要と書いてあるものもありますが断然水切りすることをお勧めします。 ※水切りのコツはこちら
- 豆腐本来の旨さが前面に出てしまう料理なので、できれば値の張る美味しい豆腐を買ってきましょう。それでも数十円くらいの差だと思います。
- お好みで鰹節を振ったり、たたき梅、大葉、焼海苔などを散らしても楽しいですよ。