自分で言うのもなんなのですが、僕は生来、雑で詰めの甘い人間です。
小学校の頃は漢字の書き取りや計算の小テストで満点が取れるはずのところを必ず、1問か2問、ケアレスミスで落として母によく叱られました。

そして、忘れ物がやたら多いのもこの難儀な性格によるものだと思っています。
前の晩に授業にいるものを全部ランドセルに詰めたはず──なのに、何か抜けている。
こっちは通知簿に一言書かれるのが定例になってましたね(笑)。
三つ子の魂百までとはよく言ったもので、大人になったからと言ってその性格が治るはずもなく、今振り返ってみるとよくSEのような緻密さを求められる仕事に就いたものだと我ながら感心します(って、感心するなよ)。

社会人になってからもこの忘れ物癖は災いして、「あれをやらなきゃ」「これをやらなきゃ」と思ったそばから忘れる始末。
さすがに仕事に支障を来すので、ある時期から僕は自分のやらなきゃリストをExcelにメモするようになりました。
具体的には1カ月単位のカレンダーを数カ月分作って、このタスクは〇月〇日にやることにしようと思った時にその日の欄に書き込んでおくのです。
で、終わったタスクは「済み」フラグを立てて条件付き書式でその行の背景色を灰色にするようにしました。

このやらなきゃリストの効果は絶大で、自分で言うのもなんですが職場では
「一度頼んでおいたら(それが何カ月後のタスクであっても)忘れない人」
認定されるようになりましたので、世の忘れ物癖で悩んでいる方にぜひおすすめしたい習慣です。
このやらなきゃリストはプライベートでも活躍していて、こまごまとした家事を漏れなくこなすのに役立っています。

その延長で買わなきゃいけないものリスト(もうすぐ切れる食材、日用品など)や、レシピを書かないといけない料理リスト(作ってみたら美味しかったのでレシピを残しておきたいけど、既に書かなきゃいけないレシピがいくつもあるので当分書けそうにない料理のリスト)なども作っていて、僕の周りはリストまみれになっています。
ここまでしても……
やらなきゃいけないこと、買わなきゃいけないものが漏れちゃうことがあるんですよね。
なんでそんなことが起きるかと言うと、リストに書くのを忘れているから。

そのうち「リストに書かなきゃリスト」というわけの分からないものを作らなきゃいけないんじゃないかと考える今日この頃です。
過日、毎週金曜日恒例のカレーを作ろうと思って、手持ちに鶏のハツ(心臓)があったので「鶏ハツカレー」を作ろうと考えました。
で、過去のレシピを検索したのですが……。
見つからない!
なんで?
確かに作ってレシピを書いたのに──と思って、なおも一所懸命探したのですが、ようやく気付きました。

そもそも、僕は鶏ハツカレーを作ったことがないのだと。
それを作った“気になっていた”のも、レシピを書いた“気になっていた”のも、単なる僕の思い込みだったのだと。
この思い込みによる記憶の改ざん(?)は、さすがに「リストに書かなきゃリスト」を作ったところで防げるわけがありません。
やはり僕は生来、雑で詰めの甘い人間だと痛感した次第です。

ということで、改めて(というか初めて)「鶏ハツカレー」を作ってレシピをまとめましたので書き残しておきます。
【材料】(1人分)
-調理時間:20分-
- 鶏ハツ(心臓):100g
- 生姜スライス:2枚
- セロリの茎:3cm
- オリーブオイル:4g(小さじ1)
- カレールウ:1/4箱
- 水:350g(350ml)
[調味料パート]
- 赤ワイン:30g(カップ1/4)
- バルサミコ酢:7.5g(大さじ1/2)
- 濃口醤油:9g(大さじ1/2)
- はちみつ:7g(小さじ1)
【作り方】
- 鶏ハツは半分に切り、血の塊を取り除きます。生姜とセロリはみじん切りにします。
- 煮込み用の鍋に生姜、セロリ、オリーブオイルを入れて中火にかけます。香りが立ってきたら鶏ハツを加え、色が変わるまで炒めます。
- 2.に[調味料パート]を加えて絡めながら炒め、水気がほぼなくなってとろみが付いたら水を加えてひと煮立ちさせます。 ※煮詰めすぎると焦げるので注意。
- 3.の火を止めてカレールウを加えます。再び鍋を中火にかけて10分煮込めばできあがり。
【一口メモ】
- レシピの手控えを追ってみたのですがない! どうも作った気になっていただけで初めてだったか。ということで「鶏ハツの赤ワイン煮」をアレンジしてカレーに仕立ててみました。
- この料理の骨格は赤ワイン煮で、赤ワインをたっぷり使うのが特徴です。風味がリッチになって、ちょっと洋風のテイストが楽しめますよ。
- 鶏ハツに限らず、内臓系のお肉はクセのある風味のものや臭みのあるものが多いので、スパイスを多用するカレーとは相性がバッチリ。むしろ個性的なカレーが作れますので、ぜひいろいろ試してみてください。

