うちの長女は何か『持っている』フシがあります。
子供の頃、グラタンを作った時にクローブを抜き忘れて出したら見事に引き当てて大泣きしたり(クローブは複雑な風味付けができるのでグラタンには必須なのですが、直に食べると正露丸のような味がするのです)。
うなぎの蒲焼を食べていたら骨が喉に刺さって大泣きしたり(って、どんだけ雑な仕事してるの? >鰻屋)。
鎌倉の海岸でぼぉっと海を眺めながらお菓子を食べていたらかもめが急降下してきてお菓子をかっさらわれたり(しかも翼が頬をかすって怪我して帰ってくるし)。
直近ではいわしの骨が喉に刺さって病院を2軒回る大事になりました。
爾来、それがトラウマになって彼女は魚を食べられなくなりました。というか、魚を見ると恐怖が蘇るらしい。
なので、うちのお弁当や夕飯に魚を出せなくなり献立を考える僕を悩ませています(刺し身はOKらしい)。
けど、たとえばこういった料理は普通に食べられるので今や我が家の海鮮料理は甲殻類、貝類限定になっちゃっております。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- 海老:十数尾
- きゅうり:1本
- ミニトマト:4個
- 塩:少々
- サラダ油:少々
[胡麻ダレパート]
- 濃口醤油:27g(大匙1.5)
- 練りごま:大匙1
- 酒:7g(大匙1/2)
- 豆板醤:6g(小匙1)
- 砂糖:3g(小匙1)
【作り方】
- 海老は尾を残して殻をむき背わたを取ります。
- 小鍋に水(分量外)、塩少々、サラダ油少々を入れて火にかけひと煮立ちさせます。これに海老を投入し2分茹でます。
- 2.をやっている間に胡瓜を縞に剥いて一口大に切ります。ミニトマトはヘタを取って4つ割にします。器に[胡麻ダレパート]を合わせてよく混ぜます。
- 海老をザルに揚げて流水で冷やし、器にきゅうり、ミニトマトと一緒に盛り付けます。[胡麻ダレパート]を上からたっぷりかければできあがり。できれば、冷蔵庫で冷やしていただきましょう。
【一口メモ】
- 見た目は豪華ですが手順は至ってシンプルで簡単。夕飯に出すと家族が「おおっ」と言ってくれること請け合いです。
- この[胡麻ダレパート]はピリ辛でそれ自体ソースやドレッシングのお手本になってくれます。魚介やサラダに転用して使ってみてください。
- すりごま、ネギ、おろし生姜、大葉、みょうがなどの薬味を加えると涼味が増して楽しいですよ。
- 変わったところではよく練った納豆を加えると風味がぐっと複雑になって大人のお惣菜として楽しめます。